タイトルに王手をかけて今週末のメキシコGPに臨むハミルトンは、グランプリ前のイベントでメキシコの英雄フリオ・セサール・チャベス(ボクシングの元世界王者)に会った。

「僕は8歳からボクシングをやっていたから、ボクシング界のレジェンドに会えて光栄だった。一緒にリングにあがって、いくつかコツを教わったよ。そうしたら、『いいパンチになった』ってほめてくれた」

 ハミルトンといえば、日本GP後にインスタグラムに、地球の環境を危惧するメッセージをいくつか投稿し、話題を集めている。その件について尋ねられると、次のように自論を展開した。

「多くの人がいろいろ意見を言うけど、僕は自分の意見を自分のソーシャルメディアを言っているだけ。たしかに、僕の言っていること(二酸化炭素の排出量と吸収量が同じにして、カーボンニュートラルにすること)は簡単なことじゃない。僕らは(飛行機に乗って)世界中を旅しているし、F1マシンでレースをしているんだからね。僕らが排出しているCO2は平均的な人たちよりも明らかに高い。だからといって、改善しようとする声を挙げてはいけないなんてナンセンスだ」

「僕は真剣に今年の終わりまでに自分の生活をカーボンニュートラルにするつもりだ。プラスチック製品を買わない。歯ブラシなんかもリサイクル可能なものにしたい。すでに1年以上前にプライベートジェット機を売ったし、必要のない旅行も避けている。家ではスマートに乗り始めた。ハイブリッドじゃなく電気で動くモデルだ。僕はメルセデスから車を何台か提供してもらっているけど、それもEQC(メルセデスの電気自動車)に変えてもらった」

 ハミルトンの発言について、ベッテルはこう語った。

「僕はソーシャルメディアはやっていないから、ルイスが何を発言したのかはわからないけど、ひとつだけ明確なことがある。それは世間を知らないと無知になるということ。だから、僕たちはいま世の中で起きていることに積極的に興味を持つことべきなんだ。F1は世界中の人たちに大きな影響力があるから、こういう地球規模の問題に対して、何か発信すべきだと思っている」

「もちろん、ルイスも言っていたように、(世界を変えることは)簡単なことじゃない。いずれその日が来るのは避けられないのかもしれないけど、世界中の人々ができることを何かひとつずつでもやれば、それによっていつの日か世界が変わるときが来るかもしれない。僕はそう願っている」

2019年F1第18戦メキシコGP木曜会見 セバスチャン・ベッテル、セルジオ・ペレス
2019年F1第18戦メキシコGP木曜会見 セバスチャン・ベッテル、セルジオ・ペレス

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