バーチャルレース、インディカーiRacingチャレンジ最終戦でシモン・パジェノーとのクラッシュにより優勝のチャンスを失ったランド・ノリスは、パジェノーは自分を勝たせたくないがために、故意に妨害したとして、怒りを示した。
初参戦のサーキット・オブ・ジ・アメリカズで優勝したノリスは、インディアナポリス・モータースピードウェイでのレースを最前列からスタート、残り4周の時点でトップに立った。しかし、すでに戦いから脱落したパジェノーがコースに復帰し、レーシングライン上で減速、ノリスはそこに追突する形でリードを失った。
アクシデントの直前、ライブストリームにおいてパジェノーがレースエンジニアとの会話のなかで「ランドをやっつけるぞ。やってやろう」と話していた。
パジェノーは後に、「ピットに入ろうとしていた。そういうつもりはなかった」と述べている。
ノリスは、クラッシュ後に笑顔を見せる余裕を見せながらも、「彼はうそつきだ」と言った。「やってくれるよね。最高だ。なんて負け方だ」
レース後、パジェノーと話し、謝罪を受けたと言うが、ノリスは納得していない。
「ピットに入ろうとしたんだそうだ。彼は僕を抑えつけようと思った。彼としては(ノリスのチームメイトのオリバー・)アスキューに勝ってほしかった。僕には勝ってほしくなかったんだ」
「それで、僕を少し抑えようとした。ピットに入ろうとしていて、僕を弾き飛ばすつもりはなかった。コーナーの真ん中で、僕を抑えつけようとして、僕の目の前で減速した。ただそれだけってわけだ」
「このコースのために僕がどれだけの時間を費やしたか分かる? 合計すると丸一日は使ったと思う。ストレートから左に曲がる部分を完璧にやるために24時間は練習した」
「単なるゲームじゃないかと言う人もいるだろう。でも僕だけでなくエンジニアや戦略面でサポートしてくれる人たちも一緒に頑張った。彼らは家族と過ごす時間を削って、このレースに参加し、楽しんで、そして勝つために一生懸命やったんだ。なのに自分勝手な人たちは、そういうことは全く気にしない」
「彼は、インディカードライバーでないドライバーがインディカーレースに勝ちそうなことを快く思わなかった。それでこんな風に台無しになった」
同じイギリス出身で、F1からインディカーに転向したマックス・チルトンは、ノリスの怒りに理解を示している。
「インディカーの悪い面が出てしまったようで残念だ」とチルトンはTwitterで発言した。
「彼のスポッターは、ランドがしたことは現実には起きやしないと言った。でも、現実に起きないのは、ドライバーがレースのリーダーを故意にフェンスに押しやるために、ピットから出ていくことだ。ランド、これは君のレースだった」
— Lando Norris (@LandoNorris) May 2, 2020
"We take Lando out, let's do it!"@simonpagenaud's live stream from the laps before his collision with @LandoNorris.#IndyCar #iRacing pic.twitter.com/NNDGv0JLEF
— RaceFans (@racefansdotnet) May 2, 2020
Here's what @LandoNorris made of that @simonpagenaud video:https://t.co/RoO56N8JKe
— RaceFans (@racefansdotnet) May 2, 2020
Look away, @LandoNorris fans.
Or if you want to see what cost him a shot at the win at @IMS in the @iRacing @IndyCar Challenge, do look. pic.twitter.com/dsBlTq9CyZ
— IndyCar on NBC (@IndyCaronNBC) May 2, 2020
I am sorry Indycar has been seen in a bad light. His spotter says what Lando did wouldn’t happen in real life, but what wouldn’t happen in real life is a driver leaving the pits to purposely put the leader in the fence. Lando that was yours buddie.
??? https://t.co/xFJTkmMAZy— M A X Chilton (@maxchilton) May 2, 2020