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F1 ニュース

投稿日: 2020.07.13 12:46
更新日: 2020.07.13 12:50

ホンダF1田辺TDレース後インタビュー:パワーユニットトラブルも再発せず3台入賞も「レースではまだまだだった」

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F1 | ホンダF1田辺TDレース後インタビュー:パワーユニットトラブルも再発せず3台入賞も「レースではまだまだだった」

 第2戦でのホンダは前戦のようなトラブルも出ず、4台中3台が入賞。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は3位表彰台に上がった。とはいえ1−2フィニッシュを果たしたメルセデスとの差は大きく、中団チームも確実に躍進している。

 レース後の田辺豊治テクニカルディレクターの発言からは、そんな状況への危機感が如実に感じられた。

──────────

──レースの総括からお願いします。

田辺豊治テクニカルデイレクター(以下、田辺TD):先週に続いてのオーストリアでのレースとなったわけですが、前回のレッドブル・ホンダは2台ともリタイアを喫してしまった。その対策を短い時間のなかで行って臨みました。

 結果的には問題の再発もなく、完走することができました。ホンダ勢全体で見ても、4台完走して3台が入賞。いい形でのレースだったと言えると思います。しかし一方でメルセデスの速さが光っていて、今後はさらなる性能向上を図る必要を痛感しました。

──メルセデスとの差は、開幕戦でも顕著だったように思えます。前戦と比べて、さらにその差は広がったのでしょうか。

田辺TD:この2戦で差が広がったかどうかは、これから解析してみますが、急に差が開いたり、あるいは縮まったりということはないと思っています。前回のフェルスタッペンは序盤数周しか戦ってませんし、タイヤも違っていた。さらに今回は、予選も雨でしたしね。なのでこの2戦での直接比較は、ちょっとできないかなと。ただ明らかに差があるというのは、明確になったと言えます。

──一方でアレクサンダー・アルボンは、去年までの中団チームだったレーシングポイントやマクラーレンに激しく迫られた展開でした。それらのチームとの力関係の変化については、どんなふうに考えてますか。

田辺TD:中団勢が近づいてきていることは、アルボンの状況を見ても明らかです。彼らが伸びてきている、差が縮まっていると感じています。

2020年F1第2戦シュタイアーマルクGP決勝 アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)とセルジオ・ペレス(レーシングポイント)
2020年F1第2戦シュタイアーマルクGP決勝 アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)とセルジオ・ペレス(レーシングポイント)


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