2021年F1第7戦フランスGP決勝レースを観戦したファンの投票による『ドライバー・オブ・ザ・デー』と、最速ラップを叩き出したドライバーに贈られる『DHLファステストラップ・アワード』、最速のピットストップ作業を行ったチームに与えられる『DHLファステスト・ピットストップ・アワード』の受賞者が決定した。
今回ドライバー・オブ・ザ・デーに選ばれたのは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだ。予選で唯一の1分29秒台を叩き出しポールポジションを獲得したフェルスタッペンは、レーススタートの1コーナーで姿勢を乱してしまい、ルイス・ハミルトン(メルセデス)に先行を許してしまう。
その後はタイヤを労りながら2番手を走行するフェルスタッペン。18周目にピットインしてタイヤを交換すると、翌周にピットインしたハミルトンの前に出るアンダーカットに成功。これでトップを奪還したフェルスタッペンだったが、メルセデスの2台が背後からプレッシャーを掛け続ける。
タイヤが最後まで保たないと判断したレッドブルとフェルスタッペンは32周目にミディアムに履き替え、ステイアウトを選択したメルセデス勢を猛追。まずバルテリ・ボッタス(メルセデス)を仕留めると、52周目にはハミルトンをオーバーテイクし、見事に逆転優勝を飾った。
DHLファステストラップ・アワードはレッドブル・ホンダが獲得し、フェルスタッペンが35周目にミディアムタイヤで記録した1分36秒404というタイムがフランスGPのファステストラップとなった。2位にはチームメイトのセルジオ・ペレスが続いている。
DHLファステスト・ピットストップ・アワードもレッドブル・ホンダが制し、24周目にピットインしたペレスを2.04秒でコースに送り出した。2位には2.20秒でハミルトンのメルセデスが続き、3位は2.32秒でダニエル・リカルドのマクラーレンという結果になっている。