レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2021.07.25 07:55
更新日: 2021.07.24 08:16

アロンソに大満足のアルピーヌF1ボス、2022年の残留を示唆

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | アロンソに大満足のアルピーヌF1ボス、2022年の残留を示唆

 2021年にF1に復帰したフェルナンド・アロンソは、2022年もアルピーヌで走ることになりそうだ。当時のルノーと2年契約で合意したといわれていたアロンソだが、正確には1年のオプション付きの1年契約であり、チームのボスは、来季のオプションを行使したい意向を示している。

 2005年と2006年のF1チャンピオンであるアロンソは、2018年末でいったんF1から離れ、2シーズンにわたってWEC世界耐久選手権やインディ500などに参戦した後、今年、再びF1の世界に戻ってきた。

 アルピーヌ・レーシングSASのCEO、ローラン・ロッシは、アロンソとの現在の契約は“1プラス1”、つまり2021年の契約に加えてさらに1年契約を延長するオプションを有するものであると明かした。

 ロッシは、今シーズンのアロンソのパフォーマンスについて、チームとして非常に満足できる内容だと考えている。

2021年F1第10戦イギリスGP フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
2021年F1第10戦イギリスGP フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)

『BBC Sport』の取材に対してロッシは「彼はとてもよくやっている」と話した。

「彼にはかつてと同じように速さがある。マシンの力を最大限に引き出している。我々のマシンはとてつもなく速いというわけではない。だが彼はそのマシンで時にものすごいラップを走ってみせるし、非常にいい予選結果を出す」

 2022年にアロンソをチームに残す予定かという問いに対し、ロッシは「現在の(契約上の)オプション行使を私に検討させるのに必要なことを、彼はすべてやっている」と答えた。

 今年の7月29日に40歳を迎えるアロンソは、今シーズンこれまでに行われた10戦中7戦でポイントを挙げている。今年ここまでの自己最高位は、第6戦アゼルバイジャンGPの6位で、前戦イギリスでは7位を獲得、ドライバーズ選手権では現在11番手。チームメイトのオコンより、現段階では12点多く獲得している。

 アロンソを扱いづらい人物だと評する人間もいるが、アルピーヌにおいてはそれは当てはまらないとロッシは言う。

アルピーヌ・レーシングSASのCEOローラン・ロッシ
アルピーヌ・レーシングSASのCEOローラン・ロッシ

「これまでのところ、彼とは非常に仕事がしやすい。6カ月が過ぎたが、フェルナンドについて他の人たちが指摘したようなことは感じない」

「我々はふたりとも、チームに同じことを期待している。物事を体系的にワンランク上に進めていくために、いかなる決定、いかなる現状であっても、常にそれに挑んでいくということだ」

「『もうこれで十分などということはない。1ポイントではだめだ。2ポイントではだめだ。2位になれたとしても、まだだめだ。1位になり、1位でい続けなければならない』。こういう姿勢が私は好きだ」

「彼はいつでも全員に全力を要求するが、相手への敬意をもってやっている。彼にそれができるのは、自らが成果を出してきたからだ。他人に責任を転嫁したいわけではない」


関連のニュース

F1 関連ドライバー

F1 関連チーム