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F1 ニュース

投稿日: 2022.02.24 17:37
更新日: 2022.02.24 17:38

テスト初日は2度のトラブルに見舞われたハースF1。シューマッハーは「懸念材料はない」と心配せず

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F1 | テスト初日は2度のトラブルに見舞われたハースF1。シューマッハーは「懸念材料はない」と心配せず

 スペインのバルセロナ-カタロニア・サーキットで第1回目のプレシーズンテストが行われ、初日午前の走行を担当したハースF1のニキータ・マゼピンはベストタイムが1分24秒505(C2タイヤ)で総合15番手、午後の走行を担当したミック・シューマッハーはベストタイムが1分22秒962(C3タイヤ)で総合12番手だった。

 ハースは走行前に2022年型マシン『VF-22』の実車を正式に公開し、シェイクダウンも担当したマゼピンが午前を担当。冷却液が漏れるトラブルもあって、走行は20周にとどまった。マゼピンは、冷却液漏れのトラブルで多くの周回をこなすことはできなかったが、マシンについて学んでいるところだと語った。

「まずコースにいることが素晴らしいね。チーム全体が生き生きとしている。マシンも誕生した。気分がいいよ。なぜならテストデーでのセットアップや走行方法は、フィルミングデーとは違うからね」

「残念ながら僕たちは多くのラップを走れなかった。冷却液が漏れてそれ以上走ることができなくなったんだ。でもまだ始まったばかりだ。マシンはバランスを調整すれば速いと思うよ。誰もがこの完全に新しいマシンについて学んでいる。シミュレーションと合致しない点がいくつかあるが、僕たちはすぐに学習する」

ニキータ・マゼピン(ハース)
2022年F1バルセロナテスト1日目 ニキータ・マゼピン(ハース)

 一方午後になってマシンに乗り込んだシューマッハーも、フロアの損傷に見舞われ、走行時間を削られた。しかしシューマッハーは、「懸念材料はない」と前向きな姿勢だ。

「満面の笑顔というわけじゃないけれど、懸念材料はない。ボード上に3桁の数字があったらよかったけれどね。でもこういうことも起こり得るんだ。今日走れなかった周回を明日取り戻すことがこれからは重要だ。バーレーンの状況がどうなるかは様子を見なければならないが、少なくとも僕たちは今年マシンの開発を行って物事に対処し、改善しているんだ」

ミック・シューマッハー(ハース)
2022年F1バルセロナテスト1日目 ミック・シューマッハー(ハース)

 ハースのギュンター・シュタイナー代表は、初日を振り返り以下のようなコメントを寄せた。

「まずポジティブだったことは、コースに戻り、とうとうVF-22に命が吹き込まれるのを目にすることができたことだ。ここまで到達するために、チーム全体がマシン製造に全力を尽くしてきた」

「残念ながら今日はいくつかの小さな問題によって、多くの時間がガレージで費やされる日になってしまった。そういうわけで今日は必ずしも多くの情報を収集できたわけではないが、それ以外では一部の問題とその対応が終わったと思いたい。明日はすべて順調に進み、信頼性もかなり高まるだろう。ミックとニキータの両名に、より徹底的な走行プランを委ねることができる」

 バルセロナテスト2日目となる2月24日は、シューマッハーが午前のセッションを担当し、午後はマゼピンが引き継ぐことになっている。

ニキータ・マゼピン(ハース)
2022年F1バルセロナテスト1日目 ニキータ・マゼピン(ハース)


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