ついに幕を開けた2023年F1シーズンは、大方の予想通りレッドブルF1マックス・フェルスタッペンがぶっちぎりの速さで優勝、3連覇へ向けて盤石のスタートを切った。一方、コース上で一番熱かったのはアストンマーティンF1のフェルナンド・アロンソ。久々に「戦えるクルマ」を手にしたF1最年長アロンソは、移籍初戦でいきなり3位表彰台をつかみ取った。開幕戦バーレーンGPの週末をドライバー、関係者のSNSで振り返る。
──────────────────────────────
チャンピオン経験者3人、フルシーズンを戦うルーキー3人、レギュラー復帰1人、日本人ドライバー1人。そして開幕前のテストを負傷欠場し、出場が危ぶまれていたランス・ストロールもなんとか間に合い、2023年シーズンを戦う全20人の戦士が出そろった。
ポールポジションからスタートしたディフェンディングチャンピオンのレッドブルF1マックス・フェルスタッペンは、テレビ中継にもあまり映らないほどの独走優勝。チームは1-2フィニッシュを飾り、ドライバーズタイトル3連覇へ向けての最高のスタートとなった。
どちらがレースのウイナーかわからない写真。そのくらいバーレーンGPでのフェルナンド・アロンソの活躍は印象的だった。
ルノー、マクラーレン、フェラーリ、アルピーヌ、そしてアストンマーティン。アロンソは異なる5つのチームで通算99回目の表彰台を獲得した。
この日、コース上でいちばん白熱したのは年長チャンピオンコンビのバトル。F1界のすべてを超越したスーパーマイスターの2人が同じようなポジションを争うのも今シーズンの楽しみのひとつとなりそうだ。
若いころは互いの存在が疎ましくもあったが、今では高いレベルでのバトルを心から楽しめる好敵手としてすっかり相手をリスペクト。
3番手走行中の40周目にPUの出力が低下し、コース脇にストップ。昨年の開幕戦のウイナー、フェラーリF1シャルル・ルクレールにとっては悪夢のような2023年の幕開けとなってしまった。