Midori Ikenouchi

――ところで、今回のNLSが、あなたにとって初めてのノルドシュライフェでのレースとなったようですね。
TG:「15年ほど前に自分のクルマでツーリスト走行をしたのがノルドシュライフェの初体験で、その後は2~3回愛車で走ったことがある程度で、今日のレースが本格的なニュルレースデビューとなった」

TG:「今日のレースを迎えるにあたって、昨日のフリープラクティスで走った7ラップが、ノルドシュライフェをレーシングカーで走行した初めての経験で、とてもチャレンジングでエキサイトしたよ」

――もし、あなたが来年ニュル24h時間レースに参戦するとしたら、恐らくGT3マシンでの参戦になるかと思いますが、今回初めて実際にトラック上でGT3マシンと混走した感想は?
TG:「さまざまなクラスのマシンが混走するこんなにも物すごいトラフィックの中で、うまくかわしながら走るGT3ドライバーたちを本当にレスペクトするよ」

TG:「M240iで走りながら見るGT3ドライバーを皆すごいと感じた。実際の24時間レースではさらにもっと多くのエントリーがあるだけに、正直いまの僕にはちょっと想像を絶するレベルだ」

――今回の初ニュル耐は思うように走れましたか?
TG:「自分自身では良いラップタイムで走れたと思っている。けれど、一番の目的はニュルライセンスを取得することなので、(今後も)ミスのないよう着実に頑張りたい」

* * * * * * * *

 グロックらが乗り込んだUp2Raceの680号車BMW M240iレーシング・カップは、117台のエントリー中75番手で予選を終え、決勝では総合51位/BMW M240iクラス4位で無事にチェッカーフラッグを受けた。

 同レースには、ルノーF1やウイリアムズF1でリザーブドライバーの経験がある韓国人初のF1ドライバーで、現在はル・マン24時間、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権などの耐久レースやDTMで活躍するジャック・エイトケンも、ヒョンデi30 Nを駆り登場。また、NLSの前戦第8戦にはグロックと同様に元F1ドライバーのクリスチャン・クリエンがクプラで参戦。中嶋一貴も昨年のNLS最終戦にトヨタGT86で初参戦するなど、元F1ドライバーたちのニュルライセンス取得の動きが続いており、今後の著名ドライバーによるニュル24時間レースへの参戦に期待したい。

“ニュルライセンス”取得のため、NLS第9戦に参戦したティモ・グロック。マシンはBMW M240iレーシング・カップ
“ニュルライセンス”取得のため、NLS第9戦に参戦したティモ・グロック。マシンはBMW M240iレーシング・カップ
予選は75番手、決勝を51位(クラス4位)でフィニッシュした680号車BMW M240iレーシング・カップ
予選は75番手、決勝を51位(クラス4位)でフィニッシュした680号車BMW M240iレーシング・カップ

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