このSC解除とともに義務ピットのウインドウが開くと、ライバルよりさらに2周をコース上で過ごしたカミーロがオーバーカットを成功させ、フラーガから首位を奪うことに。

 さらにファイナルラップでは僚友セサール・ラモス(イピランガ・レーシング/トヨタ・カローラ)がわずか0.021差でフラーガを仕留め、陣営が今季初のワン・ツーフィニッシュを達成。これで歴代2位の勝利数としたカミーロは、12回ものタイトルと77勝を誇る伝説のインゴ・ホフマンに次ぐ存在となった。

「すべての勝利には特別な意味がある。とくにここゴイアニアはいつもそうであり、つねに感情を昂らせる」と続けた40歳のカミーロ。「ピットストップ前の周回で多くのことを試し、予選ペース並みのプッシュを設定したが、それがうまくいった。フラーガがピットにいる間、なんとか2周をうまく走ることができたし、今日は勝つために非常に重要な仕事をこなせたね」

 明けた日曜。猛暑のなかで行われた昼下がりのメインレースでは、週末に使用が許可された35回の“FAN PUSH”をすべて温存したポールシッターが、最初の数周をうまく利用してフロントロウに並んだゾンタに対し相対的なアドバンテージを得る展開に。

 スタートから50分強のレース時間を危なげなく走破したディ・マウロが、来季は自身と入れ替わりでチームを去るシリーズ“3冠”のリカルド・マウリシオ(ユーロファーマRC/シボレー・クルーズ)らを従え、今季最多の3勝目を飾った。

「ここストックカーに到着する機会を与えてくださった神に感謝したい。それはつねに僕と家族にとって、そして僕がこの瞬間を生きるために多くのことを捧げてくれた複数の人々にとっての戦いでもあったんだ」とディ・マウロ。

「そしてカバレイロ・スポーツが僕のためにしてくれたことすべてにとても感謝している。僕たちにはまだあとひとつステージが残っているし、彼らにはそれに値するものがある、僕もベストを尽くすつもりだ」

 これでディフェンディングチャンピオンのカサグランデが新たなリーダーに立ち、総勢9名でのタイトル争いが繰り広げられる2024年SCBの最終戦は、12月13~15日にサンパウロのインテルラゴスことアウトドローモ・インテルナシオナル・ホセ・カルロス・パーチェにて『Super Final BRB』の開催が予定されている。

若手成長株が初ポールから今季最多の3勝目。新型SUV『トヨタ・カローラクロス』も登場/SCB第11戦
シリーズに参戦するシボレーとトヨタも、ここまでともに10勝を記録する例年どおりの緊迫した接近戦を繰り広げる
若手成長株が初ポールから今季最多の3勝目。新型SUV『トヨタ・カローラクロス』も登場/SCB第11戦
今季最多の3勝目を決める“ライト・トゥ・フラッグ”を決めたディ・マウロ
若手成長株が初ポールから今季最多の3勝目。新型SUV『トヨタ・カローラクロス』も登場/SCB第11戦
王者ガブリエル・カサグランデ(A.マティス・フォーゲル/シボレー・クルーズ)が、最終戦を前に選手権首位に返り咲いた

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