エレクトリックGTチャンピオンシップの最高経営責任者(CEO)を務めるマーク・ゲメルは、シリーズの役割として「エネルギー貯蔵、再生可能なソリューション、新しいモビリティを扱う革新的な企業と提携し、未来のエネルギー移行に貢献する」ことを目指すという。
「このポー・アルノーは選手権に携わるパートナー、チーム、ドライバー、VIPゲストを連れて訪れるには最高の場所だ。ヘッドクォーターは南仏の美しい田園地帯にあり、未来に向けた正しい技術は、この惑星の保護に最適であることを思い出させてくれるだけでなく、この美しい場所で争われるモーターレースのような、素晴らしい楽しみをも提供してくれる」
「サーキットは地域の自治体の支援を得るだけでなく、シリーズが開催されることで地域企業にも多くのイノベーションをもたらすだろう。すでに南仏西部はクリーンエネルギーの中心地に位置しており、多くの革新的技術を持つ先端企業がすでにここに拠点を置いている」
「我々の新たなプロジェクトは、ポー・エ・デュ・ペイ・ド・ラドゥール大学(ポー大学)などを筆頭に、共同で技術革新を進める多くの最先端企業に有益なインスピレーションをもたらすはずだ」
16年の3月9日に設立が発表された同選手権は、今年11月のポールリカールを皮切りに、翌2018年には8戦のイベントを予定。20分のプラクティス、1時間の予選、60kmレースを2ヒート開催するフォーマットが予定されている。
また、フォーミュラEなどと同じく、ファンがソーシャルメディアを通じて、レースにインタラクティブに参加する方法も採用される。