更新日: 2017.07.31 12:51
TOYOTA GAZOO Racing 2017年NASCAR第20戦インディアナポリス レースレポート
モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第20戦インディアナポリス
カイル・ブッシュとトゥルーエクス・Jr.がクラッシュ!
ケンゼスが5位、スアレツ7位
モータースポーツの聖地のひとつ、インディアナポリスで行われた「ブリックヤード400」では、過去2連勝中のカイル・ブッシュがレースの半分以上で首位を走行し、レースを支配したが、2位で追い続けたマーティン・トゥルーエクス・Jr.と接触し2台はクラッシュ。
マット・ケンゼスが5位でフィニッシュした。エクスフィニティ・シリーズでもカイル・ブッシュとエリック・ジョーンズが首位を争ったが、終盤タイヤトラブルに見舞われ後退。トップ10フィニッシュを逃すこととなった。
水曜日夜にシリーズ唯一のダート戦が行われたトラック・シリーズでは、マット・クラフトンが自身初のダート勝利を挙げた。
Monster Energy NASCAR CUP SERIES
第20戦 Brantley Gilbert Big Machine Brickyard 400
開催日:7月23日
カイル・ブッシュとトゥルーエクス・Jr.がクラッシュ!
ケンゼスが5位、スアレツ7位
7月23日(日)、アメリカ中部インディアナ州インディアナポリスのインディアナポリス・モーター・スピードウェイでモンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第20戦「Brantley Gilbert Big Machine Brickyard 400」が開催された。
インティアナポリスはスポーツイベントとして世界最多観客数を誇る「インディ500」の開催地でもあるモータースポーツの聖地のひとつ。NASCARの開催は1994年からと比較的最近だが、元々の路面がレンガ敷きで、今もスタート/フィニッシュラインにレンガ敷きが残るインディアナポリスの愛称である「ブリックヤード」を冠した「Brickyard 400」として定着している。
このインディアナポリス戦ではカイル・ブッシュが2015年、2016年と2連勝中。それもエクスフィニティ・シリーズと両方2年連続勝利。
カイル・ブッシュはトヨタ移籍以前も含めたインディアナポリスでの通算成績でも、過去12戦出走で10回のトップ10フィニッシュ、2位2回と非常に得意としている。今季ランキングは3位ながら未勝利のカイル・ブッシュの初勝利に期待がかかった。
22日(土)に行われた予選では、そのカイル・ブッシュが今季4度目となるポールポジションを獲得。デニー・ハムリンが5番手、マーティン・トゥルーエクス・Jr.が6番手、ルーキーのエリック・ジョーンズが9番手、マット・ケンゼスが14番手、ルーキーのダニエル・スアレツが15番手から決勝をスタートすることとなった。
午後2時46分に2.5マイルオーバルを50周、50周、60周の3ステージ合計160周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのカイル・ブッシュが序盤から独走し、6番手スタートのトゥルーエクス・Jr.が追い上げて2位に浮上した。
9周目にトラブル車両によるイエローコーションが出されたが、その直後に雷雨の恐れがあるとしてレースは赤旗中断。その後雨が降り始めたため、止むのを待ち、コースを乾燥させるために1時間50分弱の中断を経てレースは再開。
ふたたびカイル・ブッシュが首位を逃げ、トゥルーエクス・Jr.が2位で追う展開に。その後方では他のトヨタ・カムリ勢も順位を上げてきていたが、ハムリンは30周目のコンペティション・コーション(主催者によって予定され出されるコーション)時のピットで他車と接触。ダメージを負ったボディパーツの修復のために最後尾近くまで順位を落としてしまった。
ステージ1はカイル・ブッシュがトップフィニッシュ。トゥルーエクス・Jr.が2位。ケンゼスが6位に入った。