続くリバースグリッドのレース2は、開幕戦アブダビと同様にセアト・レオンTCR SEQのコスタ・パパントニスがポールからのスタート。

 しかし、オープニングラップではジャコモの兄であるジョバンニ・アルト(アウディRS3 LMS)と、中段3列目からスタートしたソーマのVWゴルフに立て続けにオーバーテイクされ、パパントニスは3番手にドロップ。

 その同じ周に前を行くジョバンニに仕掛けたソーマは、レース1のフォルクスワーゲンとアウディの展開を思わせるスピードですぐに首位浮上に成功すると、そのままアドバンテージを拡大する好走を披露。

 ソーマにとっては、昨年のTCRドイツ開幕戦のオッシャースレーベン戦以来となる、TCRミドルイースト初勝利を飾った。

 その後方では2番手争いが白熱し、レース1でも激走を見せたベリアがラップごとにポジションを上げ上位に進出。

 途中6周目には先方からドロップしてきたパパントニスとターン11で接触し、このジェントルマン・ドライバーをリタイアに追い込むアクシデントもありつつ、終盤にはオモラ、ジョバンニ・アルト、エングストラーとの壮絶な2位争いに参戦。

 そして迎えたファイナルラップ。ベリアはこのうちのオモラ、ジョバンニ・アルトとのバトルで接触しながらも、その死闘をかいくぐり2位でチェッカー。続いてオモラ、エングストラー、アルトの順でフィニッシュラインを通過することとなった。

 しかし、開幕戦でも他者との接触でペナルティの裁定を受けていたベリアは、ここでも6周目のパパントニスとのアクシデントに対し、レース後30秒加算のタイムペナルティを受け降格処分に。

 これでチャンピオンシップは、レース2の繰り上げで3位表彰台を獲得し89ポイントとなったエングストラーと、75ポイントで追うジャコモ・アルトの一騎打ちの展開となり、2月23~24日開催の最終戦バーレーンを迎えることとなる。

チーム・エングストラーのセットアップの好調さを証明したフローリアン・ソーマ
終盤の2位争いは、開幕戦に続き速さを見ながら、ペナルティに泣いたロレンツォ・ベリア(中央)
水温が100℃を超える症状を抱えながら、3位に入ったルカ・エングストラーが選手権を大きくリード

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