今回、2016年用マシンでフェニックスを走るのが初めてだったアンドレッティは、高く評価されるべきパフォーマンスを見せていたということだ。

 トップ5入りを使用エアロキットとエンジンで見ていくと、シボレーが13回で、ホンダは7回だった。エントリー台数はシボレーが11台で、ホンダは10台。強豪ユーザーチームの数で優るシボレーが、数字だけを見れば有利と映るだろう。しかし、マシンのパフォーマンスで比較をした場合、今シーズンの両陣営は昨年ほどの差のない、かなり実力の拮抗し状況にあるように映っていた。 

 ただし、シボレー軍団には心配がある。テスト2日目にカストロネベスとパワーのエンジンが次々にトラブルに見舞われたのだ。ホンダ勢のエンジン にトラブルは発生しなかった。

「予選用のセッティングを施したマシンは本当に速かった。僕らはそこから決勝用セッティングをどうするべきか考え、高いパフォーマンスをほぼそのまま予選用セッティングに移行させることに成功した」とのコメントを残し、カストロネベスは最速ドライバーとしてサーキットを去っていったが、エンジンに関する不安を完全に忘れることはできないだろう。

 ホンダ勢ではアンドレッティの活躍が目立った。F1グランプリで昨年まで走っていたアレクサンダー・ロッシをチームの4台目に載せることと決めた彼らは、今回のテストにはロッシを除く3人での参加となっていたが、得意のオーバルでアンドレッティが自信に溢れた走りを見せ、ハンター-レイとムニョスも優勝争いのできる実力を見せていた。昨シーズンはエアロキット装着のマシンを思うようにセッティングできず、シーズン序盤におおいに苦労をしていたが、今年のアンドレッティ・オートスポートは開幕からアグレッシブにトップ争いを繰り広げていくことができそうだ。

 佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は、最終セッションで4番手にランクされた19秒4998がこのテストでの自己ベストとなった。セッ ションが進む毎にタイムを縮めていったことは、琢磨と彼のチームが新しいエアロをまとったマシンに対して一歩ずつ理解を深め、セッティングを着々 と向上させていったという意味。今後のデータ解析でマシンをさらに良くして、4月の決勝では大暴れを見せてもらいたい。

ホンダ勢のトップタイムをマークしたマルコ・アンドレッティ
ホンダ勢のトップタイムをマークしたマルコ・アンドレッティ

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