2019年のモンスターエナジーNASCARカップは9月15日、ネバダ州ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイで第27戦が行われ、マーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)が2019年シーズン5勝目を飾り、チャンピオン決定戦“プレーオフ”第2ラウンド進出の切符を手にした。

 全36戦で争われるNASCARカップシリーズ。終盤10戦は独自のチャンピオン決定戦“プレーオフ”として行われる。第26戦終了時点で16名がチャンピオン獲得権を有しているが、第27~29戦までの3レースで12名まで絞られる。

 そんなプレーオフ初戦となる第27戦は、15日(日)に1.5マイル(約2.4キロ)のオーバルを80周、80周、107周の3ステージ合計267周で争われ、クリント・ボウヤー(フォード・マスタング)を先頭にスタートを迎えた。

 80周目までのレース1はイエローコーションが出ないまま推移し、22番手スタートから、33周目でトップに上り詰めたジョーイ・ロガーノ(フォード・マスタング)がトップチェッカーを受けた。

 続くステージ2では、ステージ1で8位だったトゥルーエクスJr.が着実にポジションを上げると、チェッカー目前の158周目にロガーノを交わしてラップリーダーに。そのままトップでフィニッシュした。

 また、このステージ2の再スタート時にエリック・ジョーンズ(トヨタ・カムリ)にはトランスミッショントラブルが発生してしまい、長時間のガレージインを余儀なくされている。

 迎えた最終ステージ3で、トゥルーエクスJr.はマシンのハンドリングに不調を訴えていたが、ピットインするたびに調整を加えて上位争いにとどまると、残り20周でトップの座を奪い返す。

 その後は追いすがるケビン・ハービック(フォード・マスタング)やブラッド・ケゼロウスキー(フォード・マスタング)を寄せ付けず、4秒以上の大差をつけて優勝。今季最多のシーズン5勝目を挙げるとともに、プレーオフ第2ラウンドへの切符を手にした。

 この週末は下位シリーズのNASCARエクスフィニティ第26戦、NASCARガンダー・アウトドアズ・トラック・シリーズ第19戦も併催され、エクスフィニティ第26戦ではタイラー・レディック(シボレー・カマロ)、トラック・シリーズ第19戦ではオースティン・ヒル(トヨタ・タンドラ)が、それぞれ優勝を飾っている。

 2019年のモンスターエナジーNASCARカップシリーズ、第28戦は9月21日(土)、バージニア州リッチモンドのリッチモンド・レースウェイで行われる。

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