2010文部科学大臣杯HDXシリーズ
第1戦
岡山国際サーキット
4月3日(土)
桜満開の岡山国際サーキットで、2010年のハンドドライブ・クロスシリーズが幕を開けた。天気は快晴ながら、東京より圧倒的に低い気温のサーキット。私たちの集合時間午前6時には、クルマのウインドシールドが凍りつき前が全く見えないほどで、この寒さはこの日終日続くことになった。
今回の参加者は、全部で16名。障害者が7名、青少年が3名、そして健常者が6名で、全員が朝方の東パドックに集まった。このレースには、毎回上位に入賞し協会会長でもある生方潤一選手が欠場しており、また、副会長・青木拓磨選手もスーパー耐久レースに出場を果たすことができ、姿を見せていない。これが今日のレース結果にどのような影響をおよぼすのか、興味深いところである。今回出場の選手の中には、まだ中学校の入学式前の難波選手らフレッシュな顔ぶれも並んだが、カートコースとは異なる速度域に多少戸惑っているようだ。
1回目の走行は朝の7時45分から開始された。これに先立って、特に安全に関しての注意が行われたためか、大きなアクシデントはなかったものの、ターン6で接触があり、シャフトの損傷で1台、また、リアのハブボルトの損傷によりもう1台が車輪を脱落して、計2台が走行不能となった。このセッションでは、地元に近い広島から参加の藤井選手がトップタイムでPPをとり、これに外山選手、横堀選手が続く結果となった。
損傷を受けた車両も昼までの間に修復が完了し、11時40分に走行2回目決勝のスタートとなった。タイムスケジュールがタイトなため、東パドックを出た車両は、そのままローリングスタートを開始し、レースに突入する。その間に場内アナウンスで各選手の紹介が行われたが、これまでのHDXとさほど変わらないスタート進行である。コンクリートウォールからピットウォーク中の観客が見守る中、レースは、1回目で速かった藤井・外山・横堀の3選手がデッドヒートを繰り広げ、PPからスタートをした藤井選手が終始リードをしたものの、最終ラップに外山選手にかわされ、3位には朝の予選と同様に横堀選手という順位で終了した。
表彰式は例年通りメインストレートで行われた。本大会会長の坂井孝敏氏から表彰の盾とシャンパンが上位3選手に授与され、また、美作市長賞として、地元産品の詰め合わせが優勝の外山選手に授与された。HDXシリーズも6年目を迎えることができ、観客・協賛・関係者の方々に熱くお礼を申し上げたいと思います。特に、現在のような経済状況の中、引き続きご協賛いただくこととなった各社の方々には、心より感謝しております。6年の間に、このシリーズは特に下肢障害を持つ人たちのモータースポーツとしてトップカテゴリーになりました。この火を絶やすことなく継続できるよう、私たちは努力を重ねて参ります。今後とも、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
