■惜しくも表彰台を逃すも、再びポイントリーダーに。
SUPER GT第4戦は、シリーズ戦に唯一組み込まれた海外戦で、今年もセパンインターナショナルサーキット(マレーシア)にて開催された。第3戦を終えてENEOS SC430のポイントランキングは2位、今戦にはウェイトハンディ64kgを搭載。赤道に近い国・マレーシアでのレースは、言うまでもなく暑さ厳しい中での戦いとなり、ENEOS SC430も暑さ対策を万全にしてこのレースに挑んだ。
6月19日(土)、天候は晴れ。午前中に1時間45分のフリー走行を終え、午後から予選が開始。予選1回目はまず14:15〜14:45の30分間で300クラスとの混走が行われ、ENEOS SC430はビルドハイムから走行開始。基準タイムをクリアすると伊藤に交代。途中ニュータイヤに交換し、車をアジャストしつつタイムアタックに備えた。14:55〜15:05で500クラス専有時間になると、各車アタック開始のタイミングを計りピットにて待機。4分が経過した辺りから続々とコースイン。伊藤もこのタイミングでアタックを開始し、1'57.839のトップタイムを獲得。スーパーラップへの進出を決めた。
スーパーラップが開始される頃には、気温35°C、路面温度は46°Cまで上昇。予選1回目の順位の逆順で各クラス8台ずつ出走。伊藤は500クラスの一番最後に出走。惜しくもポールポジションの獲得とはならなかったが、4番手でスーパーラップを終え、決勝グリッドが決定した。
6月20日(日)、前日に続いて天候は晴れ。この日も朝から蒸し蒸しとした暑さが続き、決勝レース開始時には気温34°C、路面温度は41°C。決勝は最も暑い時間を避けて、普段よりも遅い16:00からスタート。ENEOS SC430のスタートドライバーはビルドハイム。オープニングラップはトップ集団には混乱もなく、ビルドハイムは4位をキープして序盤の数周を終える。6周目のストレートで前車をかわして3番手に浮上するも、10周を過ぎて後方から追い上げてきた車にかわされて再び4番手に。21周でピットに入り、伊藤に交代。タイヤ交換、給油を終えてコースに戻るが、この周に300クラスのマシンと接触。伊藤はタイムロスを強いられ順位を落とし、25周以降、他車のピットインでが落ち着いたところで6番手に。後半はタイヤの磨耗も厳しい中で、順調なタイムで6番手をキープしていたが、レース終盤の47周、トップ争いの車が相次いで接触。そのペナルティで2台のマシンが大きく順位を落とす結果となり、伊藤は4位でチェッカーを受けた。このレースの獲得ポイントにより、2位に3ポイント差をつけてのポイントリーダーとなっている。
⇒土沼広芳 総監督のコメント:
「今戦は重い車になっているので、厳しい戦いになるだろうと予想していたのですが、スタッフの努力の甲斐もあって車の仕上がりも良く、予選1回目ではトップタイムをたたき出すなどポテンシャルの高い車で戦うことができました。レースを4位で終えたことは、チームとしては最高の結果だと思います。次はさらに重い車になりますが、ポイントリーダーを維持できるよう、さらにチーム一丸となって頑張ります。ご声援よろしくお願いします。」
⇒伊藤大輔のコメント:
「予想以上に良い結果で終われて、チームに本当に感謝しています。ウェイトハンディをたくさん積んでいるとは思えないほど車の仕上がりが良く、予選もポール争いをすることができました。決勝は苦しい展開になることは想像できていましたが、いろんなラッキーもつながってしぶとく走り切ることができました。今回は大勢のENEOSのお客様が日本から応援に駆けつけてくれて、その前で本当は優勝できれば良かったんですが、今置かれている状況の中で最高の結果でレースを終えられて、本当に良かったなと思ってます。次回も頑張ります。」
⇒ビヨン・ビルドハイムのコメント:
「ウェイトハンディを含めて色々と厳しい戦いが予想された中で、結果4位でマレーシア戦を終え、ポイントリーダーを奪還できた背景には、ドライバー、エンジニア、そしてメカニックが一丸となって完璧なチームワークを見せたことが大きいと思います。シーズン折り返しの今日まで築き上げてきたこの勢いと流れ、そして集中力を、後半に向けても維持して行きたいと思います。」
