久保凛太郎が激しいトップ争いを演じ、2位入賞を果たす
ルーキー長谷川優太は、予選7番手から4位へとジャンプアップ
スーパーFJもてぎ選手権第1戦 ツインリン クもてぎ(4.801km×10周)
スーパーFJもてぎシリーズが、いよいよスタート。第1戦が3月17日(日)に栃木県・ツインリンクもてぎで開催された。今年、『TOCHIGI Le Beausset Motorsports』は、久保凛太郎と長谷川優太の2台体制で同シリーズに挑む。
ゼッケン62をつけて挑む久保は、昨年まで全日本カート選手権を戦い、スーパーFJデビューは昨年12月に行われたS-FJ日本一決定戦。ファイナルには16番手から大きく順位を上げて7位に入っている。そして、ゼッケン63をつける長谷川はチーム在籍2年目で、昨年のカートチームからのステップアップとなる。昨年の山下健太に続き、2年連続のチャンピオン獲得を目指し今シーズンのスタートをきった。
予選
3月17日(日)
天候/晴れ コース状況/ドライ
TOCHIGI Le Beausset Motorsportsにとって開幕戦となるスーパーFJもてぎ選手権第1戦が3月17日(日)予選・決勝を行う1Dayレースとして開催された。開幕を迎えたチームは、前日、前々日と設けられたテスト走行を精力的に実施。天候にも恵まれ、迎える予選・決勝のシュミレーションを想定しての走行を実施。久保はトップタイムを出して上々の仕上がりを見せ、長谷川は開幕までの少ない走行時間を挽回すべく精力的に走りこみを行い、予選・決勝へ挑むこととなった。
好天に恵まれたレース当日。予選は午前8時25分から開始され、計測は15分間。1周でも多くアタックの機会を、そしてクリアラップをしっかり得るべく、久保と長谷川は真っ先にコースイン。久保は計測開始と同時にトップに浮上。2分5秒台から始まり、次の周には早くも3秒台へ。その後もしっかり刻み続け、4周目には2秒928をマーク。更にタイムアップを狙い攻めた走りで区間タイムを更新するも、S字でスピンしてしまい更新ならず。クールダウン後に最後のアタックへ向かい、渾身の走りで2分2秒748にまで短縮を果たすも僅かに届かず2番手で予選を終えることになった。
一方、長谷川はアウトラップともう1周をタイヤのウォームアップに充てて、まずは2周目に5秒台へと突入。5周目に4秒823へ、7周目には4秒095と着実に刻んでいく。最後のアタックで3秒台突入が期待されたが、短縮はならず。初めての決勝レースには7番手から挑むこととなった。
決勝
3月17日(日)
天候/晴れ コース状況/ドライ
つい先日まで厚い上着が必要であったが、レース当日は好天に恵まれたばかりか、オフィシャルの発表では18度まで気温が上昇。春めいた陽気の中で、熱いバトルが繰り広げられた。
フロントローに並んだ久保はスタートを決め、1コーナーをトップと並びかけて進入。僅かに届かないが、背後をぴたりとマークし、早々と勝負を仕掛けて5コーナーで逆転を果たす。その久保がトップでクリアしたV字コーナーではアクシデントが発生。接触したマシン2台がコース上にストップしてしまう。これは長谷川の目の前での出来事だったが、冷静な対処で回避し、4番手に浮上する。
直後に赤旗が出され、全車がストレートで一列に並んでストップ。約10分の中断後にセーフティカーの先導でレースは再開される。リスタートを完璧に決めた久保は、1秒2のリードを得る。しかし、後続を離し続けることはできず、じわりじわりと接近を許すことに。7周目に逆転を許すも、離れず食らいつき、8周目のストレートで再逆転。5コーナー、ヘアピン、90度コーナーで、さらに9周目の1コーナーで順位を入れ替え合ったものの、3コーナーでアウト側の路面が荒れたところに押し出されるラインで減速せざるをえず2番に。残り2周も果敢に攻め再逆転を狙うが抜くまでにはいたらなかった。しかし随所で見せたパッシングは勝負強さをアピールし、価値ある2位入賞を果たすこととなった。
長谷川は4番手浮上後、前車にくらいつき背後にぴたりと付けて走行し3位浮上を狙う。後続は完全に振り切ったものの、なかなか前との差は詰められず。後半には追い詰めるマシンを失い単独走行で集中力を要する展開の中、ポジションを最後まで保つことに成功。初レースで4位入賞を果たすこととなった。
久保凛太郎
「1周目のうちにトップに立てたのは良かったのですが、相手が手強いドライバーなので難しいレースになるのではないか、とは思っていました。そこに赤旗が出て、リスタートでは早めに仕掛けた分、それなりにマージンはとれたのですけが、じわじわ追いつかれてしまいました。随所で僕の方が速いところがありバトルはできたのですが、ブレーキングでは負けていました。そこを今後うまく詰めて、逆に立ち上がりでは僕の方が良かったので、そのへんをもっと伸ばしていきたいと思います。次は絶対勝ちます!」
長谷川優太
「1周目のアクシデントは目の前でしたが、うまくかわせましたし、順位も上げることができました。今日、初レースということですごく緊張しました。決勝の前半は落ち着いて自分の走りができたのですが、後半はちょっとタイムが落ちたりミスが多くなったりしたので、次回はその点を改善して、もっともっと速く走れるようにしたいです。
ものすごく離れた位置にトップがいたわけでもなく、後ろも見えている状態でレースができたので、今後に向けて手応えも得られました。次は最低でも表彰台を目指します」
チーム監督 坪松唯夫
「久保は決勝を迎えるにあたり、タイム的に上位を走れる状況を作り上げてはいたが、競い合うという部分では未知であった。今回、予想以上の競い合いをしてくれたので次回のレースが楽しみでならない。長谷川はフォーミュラでの練習期間が約一ヶ月と時間的に無理があるなか参戦したため、タイムが伸びず焦りもあったようだがカートの時と同じように諦めないレースをしてくれた」
