9月5〜6日、栃木県のツインリンクもてぎで参加型レースの祭典「エンデュランス・カーニバル 2009 もてぎEnjoy耐久レース“Joy耐”」が行なわれ、ホンダ・インサイトがエコカークラスに参戦、世界初となるレースデビューを果たした。
今年で9回目を迎える通称“Joy耐”は、将来の地球環境やモータースポーツを見据え、初めてECOクラスが設定された。エントリーしたインサイトは全部で4台。このうちM-TECワークスのInsight Challenger MUGENはベテランとF3コンビが組んだ桂伸一/山本尚貴/小林崇志が、ジャーナリストチームのチャレンジング・インサイトは丸茂亜希子/橋本洋平/石井昌道が、チーム・ホンダアクセスのツーリングモデューロインサイトはフォーミュラ・ニッポンドライバーの伊沢拓也に、ラジオJ-WAVEでおなじみピストン西澤/土屋圭市がドライブするという、豪華な顔ぶれとなった。
“Joy耐”はあらかじめ燃料の補給量と補給時間が設定されており、必ずしも「速い(燃費の悪い)車両」が「遅い(燃費の良い)車両」に勝つとは限らない耐久レース。インサイトは各車ともハイブリッドならではの低燃費を活かして、7時間を2ストップで走り切った。
クラス優勝はInsight Challenger MUGENで、トップと17周差の総合57位。2位はチャレンジング・インサイト(総合59位)、3位はツーリングモデューロインサイト(総合63位)。レース前はCVTの耐久性なども懸念されたが、無事4台とも完走を果たし、ハイブリッド・レーシングの歴史に新たな一歩を記した。
