全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第5戦ツインリンクもてぎは5日、52周の決勝レースが行われ、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が優勝を飾った。

 前日に続く酷暑の中迎えたフォーミュラ・ニッポン第5戦もてぎ。スタートでは、2番手スタートの松田次生(TEAM IMPUL)がホールショット! ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)のインを突くが、1コーナーでややアウトにはらみ、オリベイラが逆転。3番手には絶妙のスタートを決めた塚越広大(DOCOMO DANDELION)が続き、PETRONAS TOM'S勢は4番手にアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)、5番手に中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)という展開になる。1周目の3コーナーでは、折目遼(SGC by KCMG)と嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset)が絡む形でストップ。オートポリス戦に続き2台はレースを終える形となってしまった。

 序盤はトップ3の間隔が開いていき、4番手ロッテラー以下がやや混戦という展開になるが、周回を重ねるにつれてほとんどのマシンが単独走行という展開に。しかし、そんな中フロントウイングのアッパー部分を破損しながら走行している3番手塚越と4番手ロッテラーのギャップが接近していく。

 各マシンのピット作業が行われたのは、20周を過ぎたあたりから。そんな中でポジションを上げたのは、塚越の背後につけていたロッテラー。先に作業を行うと、塚越がピットアウトしたところで先行。ロッテラーが3番手、塚越が4番手という展開となった。

 レースは終盤戦に向けてもトップのオリベイラがペースを乱すことなく、そのままトップでチェッカー! 嬉しい今季初勝利を挙げた。しかし、その後方では2位につけていた松田が残り3周というところでエンジン音に不調をきたし、2位の座をロッテラーに明け渡すことに。

 後方にマージンを保っていた松田だが、ファイナルラップに向けポジションを争っていた塚越と一貴が急接近。最終周、明らかにおかしいエンジン音で松田は表彰台を守ろうと奮闘をみせるが、抵抗もむなしくかわされてしまうことに。表彰台は3位塚越が手に入れ、一貴は4位に。5位は伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)が入った。松田は最終的に7位でチェッカーとなっている。

 ポイントランキング首位だった一貴は4位に入ったことで5点を加算し34点となった。一方、ランキング2位につけていたロッテラーは8点を加え33点としている。今回3位となった塚越は29点に、優勝したオリベイラは10点を加え27点というランキングとなっている。

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