スーパーGTニュース

投稿日: 2011.08.22 00:00
更新日: 2018.02.16 04:14

クインタレッリ「ギャンブルに出るべきだと思った」


    2011年8月21日

    日産自動車株式会社
    ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社

    波乱の500kmレースでNISSAN GT-Rが2位、3位、4位
    — SUPER GT第5戦レースレポート —

    8月21日 鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)
     本年のSUPER GTシリーズ最長の500kmレースが8月21日(日)に鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で行われ、目まぐるしく変わる天気によって起きた波乱をくぐり抜け、#46 S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)が2位に入賞。#12カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が3位、#23 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ)が4位に続きました。

     7月の第4戦SUGOラウンドで初優勝を飾っている#46 GT-Rは、参加車中最大の82kgのハンディウェイトを積みながらも依然として好調を維持しています。前日雨の中で行われたノックアウト形式の予選では、2戦連続のポールポジションを獲得しました。

     決勝レースは、ウェットコンディションの中、スタートを迎えました。雨量は少なかったものの、コース上には多量の雨水が残っており、各車が通過するたびに高い水しぶきを上げるほどです。ポールポジションからクインタレッリがスタートした#46 GT-Rは、第一コーナーを抜けたのち単独でレースをリードし、4周目までに約8秒のアドバンテージを築きました。しかし、コース上の水がはけて行くと、浅溝タイヤを装着しペースを上げた#23 GT-Rに首位の座を譲ることになります。#46 GT-Rは31周目にピットインし、ドライバー交代。しかし、この時ピット作業でタイムロスし、コースに戻ったときには7位となっていました。中盤の周回を担当した柳田は、途中セイフティカーが出動するなど混乱したレース展開の中、先行車との差を広げずに我慢の周回を続け、61周目にピットインしてクインタレッリに交代しました。この時、チームはスリックタイヤをチョイス。再び降雨の可能性があるにも関わらず、速いペースで周回し先行車の追い上げを開始します。各車2度目のピットインが終了した時点で6位でしたが、クインタレッリのアグレッシブな走りで次々とポジションを上げ、80周目には2位につけました。残った周回での逆転にかけ、クインタレッリはレースリーダーの#1 HSVを追い、84周目には1.8秒差にまで迫り、サーキットは大いに沸きました。しかしあと2周となったこの時、雨が降り出して逆転は叶わず。2位でチェッカーフラッグを受けました。しかし、MOLAチームは今回も高ポイントを追加し、初のチャンピオン獲得に向けて力強くまた前進しました。

     このレースで、レースファンを歓喜させたのはなんと言っても#23 GT-Rの激しい追い上げでした。浅溝タイヤでレースを5番グリッドからスタートしたトレルイエは、序盤から先行車の後方を脅かしつづけ、7周目に2位にまで上がると、トップをいく#46 GT-Rを射程圏内に捉え、同車がGT300車両に詰まったところを逃さずにパス。首位の座を奪いました。そのままピットインし本山に交代しましたが、このときに大雨になると読んで深溝タイヤをチョイスしたため、それほど雨が降らなかった中盤にタイヤの温度上昇に苦しみ、順位を落とすこととなります。58周目に再びピットインした#23 GT-Rは、タイヤ交換ののちにトレルイエがハイペースを取り戻し、8位から追い上げを再開。71周目に6位になると、終盤の84周目には5位に上がり、時間制限によって最終ラップとなった86周目にさらに1台を捉えて4位入賞を果たしました。本山は、「今週末はいい流れができていたので、結果は付いてくると思っていた。レース序盤はタイヤ選択に成功し、中盤はそれが外れた。でも最後には、ペナルティをもらったにも関わらずぎりぎりリカバリーできた。残りのシーズンも波に乗って行けそうです」と語りました。

     鈴鹿を得意コースとする#12 GT-Rは予選4位からオリベイラがスタートで3位に、3周目には2位にポジションアップしました。その後、#23 GT-Rに先を越されたものの、レース前半は3位を堅守。#23 GT-R、#46 GT-Rに続き、3台のGT-Rで1、2、3位に並んで周回しました。中盤にタイヤチョイスが裏目に出て順位を落としましたが、それでも上位に踏みとどまり続け、最終的には3位でレースを終えました。

     #24 ADVAN KONDO GT-R(安田裕信/ビヨン・ビルドハイム)は、予選から波に乗ることができず、12番グリッドから決勝レースをスタートし、10位でフィニッシュしました。

    【ニスモ鈴木豊監督のコメント】
    「もっとセオリー通りのレース運びをしたかったのですが、中盤に天気を深読みし過ぎてしまいました。変わりやすい天候だったので、それに対応しきれませんでした。しかし、ポイントは取れたし、クルマの方向性が見えたのは収穫です。残りの後半戦は我々の得意コースが続くため、十分巻き返しが可能だと思っていますので、引き続き応援をよろしくお願いします」

    【#46 GT-R ドライバー、ロニー・クインタレッリのコメント】
    「2回目のピットインでスリックタイヤを選んだのは僕の判断です。天気がまた変わってしまう可能性もありましたが、ここはギャンブルに出るべきだと思いました。マー(柳田)にもチーム監督にも相談し、理解が得られたので、スリックで勝負することができました。最終的に逆転はできませんでしたが、高ポイントを獲得できてハッピーです」


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