スーパーGTの鈴鹿メーカー合同テストは18日、最終日午後のセッションが行われ、23号車GT-Rが3日間総合のトップタイムをマーク。230号車GT-Rがそれに続いた。ホンダHSV-010勢は18号車が早々にクラッシュ、トラブル究明のため全車走行が少なくなっている。
16日(火)から始まった鈴鹿でのスーパーGTメーカー合同テストは、18日(木)、いよいよ最終日を迎えた。10時5分に午前中のセッションがスタート。ニッサン勢では、昨日駆動系トラブルが相次いだ23号車GT-Rと24号車GT-Rが、セッション終了後にエンジンを換装。最終日は4.5リッターエンジンで走行。両チームは主に新しく持ち込んだタイヤの評価や比較テストを行っている。また、BSユーザーは今回のテストで開幕戦に向けてのタイヤチョイスをしなければならないということで、それぞれ幾種類かのタイヤをテスト。同時にホンダ勢は、マシンのデータ取りを続けた。
GT300クラスは、ジム・ゲイナーのフェラーリF430がやはりタイヤテスト。JLOCは、最終日になって余郷敦が参加し、走行を行なっている。また、昨日もドライブした細川慎弥や関口雄飛が、さらにドライビングを重ねた。
そんな中、午前中のトップタイムをマークしたのは、6号車SC430。これにニスモのテスト車輌230号車GT-R、唯一3.4リッターエンジンでの走行を続けた12号車GT-Rと続く。しかし、この午前中のセッションでは、12号車にも駆動系トラブルが発生。今まで以上に高回転域を使用するニッサンのニューエンジンは、振動の度合いや周波数などが昨年までのものとは違っている模様で、駆動系にその影響が出ているようだ。GT300クラスでは、ランボルギーニ・ムルシェラゴがトップタイムをマーク。以下、紫電、JIM GAINERのF430と続いた。
午後のセッションが始まったのは、午後2時5分。今回のテストもこれが最終セッションということで、ピット出口がオープンされると多くのマシンが一斉にコースへと入って行く。ところが、セッション開始からわずか6分、130Rで大きなクラッシュが発生。セッションは約30分に渡って赤旗中断となった。そのため、終了時刻が午後4時35分と30分間延長されている。
この赤旗の原因となったのは、小暮卓史が乗る18号車HSV-010のクラッシュ。130Rでコーナリングを開始した途端、ステアリングが突然利かなくなったという小暮は、フルブレーキングで危険を回避しようとしたが、クルマはスポンジバリア&タイヤバリアに激突。フロント回りを中心にダメージを負い、ここで今回の走行を終えている。原因はステアリング回りの一部パーツの破損ということだが、これを受けてHSVは全車がピットに戻され、問題箇所の確認作業を行った。17号車は大事を取って残りの走行は行なわず。8号車、32号車、100号車は、確認を終えた後、セッションの残り時間が1時間を切ったあたりからコースへと戻った。
一方、この午後のセッションでは、残り時間が30分余りとなったあたりで、ニスモの2台がいよいよ1分51秒台に突入してくる。ブノワ・トレルイエがドライブする23号車が1分51秒893、本山哲がドライブする230号車が1分51秒925をマーク。3日間トータルでのワン・ツータイムでセッションを終えた。これに続いたのは、今回終始好調を維持していた6号車SC430。さらに、1号車SC430、最後まで3.4リッターエンジンで走り切った12号車GT-Rと続いている。
GT300クラスでは、JLOCのランボルギーニ・ガイヤルド88号車が、午前中で走行を終了。午後は4台のみが走行しているが、その中でトップを奪ったのは69号車ムルシェラゴ。これに紫電、フェラーリと続いた。なお、この日2号車紫電には高橋一穂が乗り込んでいる。
今後、来週にはホンダ勢が岡山で、レクサス勢が富士で、ミシュランがもてぎで、それぞれ単独でのテスト走行を予定している。
