27日、スーパーGT500クラスに参戦するEpson NAKAJIMA RACINGは都内で2014年の参戦体制発表会を行い、今季のふたりのドライバーとともに、参戦車両のEpson NSX CONCEPT-GTのカラーリングを公開した。

 長年スーパーGTに参戦、今季はマシンをチェンジしホンダNSXコンセプト-GTで参戦するEpson NAKAJIMA RACING。実は昨年、チームは創設から30周年という節目の年を迎えていたが、「本当であれば立派な会でもしようとは思いましたが、それに成績が伴っていなかった。ここ30年いい時も悪い時もありましたが、この2014年から新たにがんばろう、と言う気持ちで今回発表会をさせていただきました」と中嶋悟監督が語るように、ひさびさに盛大に体制を発表することになった。

 すでにスーパーGTでは、ホンダNSXコンセプト-GTの使用と中嶋大祐、そして昨年のWEC世界耐久選手権のLMP2クラスチャンピオン、ベルトラン・バゲットというドライバーコンビ、ダンロップタイヤの使用は発表されていたが、カラーリングについては明らかにされていなかった。

 例年、チームはパートナーのエプソンとともに『エプソン・ナカジマレーシング・カラーリングコンテスト』を開催していたが、今年も応募総数175件の中から最優秀賞に選ばれたカラーリングが、ホンダNSXコンセプト-GTに施されることとなった。

 今回最優秀賞に選ばれたのは、2010年のカラーリングコンテストでも最優秀賞を獲得した福岡県の林田巌さんのデザイン。作品コンセプトは『風を斬る』で、エプソンのイメージカラーであるホワイトにブルー、グレーの流れるようなデザインが施されている。

「テストを見る限り、すごく調子がいいと聞いています。ドライバーについても、バゲットは非常にクレバーで速いドライバー」と中嶋監督は今季の体制について語る。

 また、真新しい今季仕様のスーツに身を包んだドライバーも、新カラーリングとともに気合が入っている様子だ。「昨シーズンまでは苦戦することが多かったですが、今季からクルマも変わり、いろいろなものが新しくなっているので、今年こそ表彰台を目指し、優勝できるように新しいチームメイトと頑張りたい」と大祐は語る。

 一方のバゲットも、「ホンダ、そしてNAKAJIMA RACINGの一員としてスーパーGTに参戦できて誇りに思っている。僕にとって日本のサーキット、そして新しいクルマ、新しい文化とすべてが挑戦になるけど、早く結果を残せるように頑張りたい」とコメントした。

 真新しいカラーリングが施されたEpson NSX CONCEPT-GTは、27日に都内でお披露目された後、急いで鈴鹿に運ばれ、28日まで行われている合同テストに合流する予定だ。

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