ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 – 第1-2戦 予選結果 レポート
岡山. PCCJ2014-Rd.1-2(Okayama)Qualify
PCCJ2014-第1-2戦(岡山)公式予選
天候:曇り 路面:ドライ 気温:8℃ 路面温度:15℃(スタート時)
ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2014年シーズンが、いよいよ幕を開ける。スーパーGT開幕戦との併催となった今大会には、年間エントリーうち16台が出走。今シーズンの最も大きな話題であるType 991が導入され、エントラントのほとんどが継続参戦ということもあり、それぞれの期待の高さをうかがわせるとともに、例年以上にハイレベルな戦いになりそうだ。緒戦の舞台である岡山国際サーキット(岡山県)は、全長3.703kmの小さいコーナーが多いコンパクトなレイアウトで知られ、オーバ―テイクポイントは多いとは言い難いテクニカルコースである。
今回の予選は計測30分間の1セッション。ただし、予選システムは変更され、ダブルヘッダーの第1レースは予選のベストタイム順でスターティンググリッドが形成されるのは従来どおりだが、第2レースは予選のセカンドタイム順で形成される。したがって、予選では1周だけでなく、さらにもう1周の速さが求められるようになった。連続してアタックするか、いったん間を置いて再度アタックするか、コース状況やタイヤのグリップ力を含めた見極め方が、大きく鍵を握るのは言うまでもない。
4月4日(金)に行われた専有走行1回目はあいにくのウェットコンディションながら、#78 近藤翼がトップ。2回目は時折雨がコースを濡らす難しい状態の中、#11 山野直也が1分34秒213をマークして、すでに従来のレコードタイムを更新する。これに続いたのは#78 近藤、#19 永井宏明、#12 小河諒。そしてジェントルマンクラスのトップで、#21 高田匠がこれに続いた。
そして迎えた予選日の4月5日(土)。天候の悪化が懸念されたものの、上空には灰色の雲こそ浮かぶがドライコンディションを保ったまま予選はスタートする。ピットレーンの先頭に並んだのは#11 山野で、#78 近藤、#12 小河が続く。温度が低いこともあって、それぞれ入念にタイヤのウォームアップを行い、本格的なアタックが行われたのは4周目から。最初のアタックで1分32秒台をマークしたのは#11山野で、32秒844、32秒392をマークした後、ピットに戻ってタイヤを交換する。この時点で2番手は#12 小河で、32秒550で続いていた。
#11 山野はさらなる短縮を目指し、再びコースイン。引き続き入念にタイヤのウォームアップを行い、4周目から再度アタックを行っていく。32秒548を記録した後、自己ベストを更新する32秒363をマーク。その直後にルーキーの#14 元嶋佑弥が32秒381、#12 小河が32秒539を記録するが、山野には一歩及ばず。また、チェッカーまであと5分というところで、最終コーナーでコースアウトした車両があって赤旗が。再開はされず予選は終了となったが、惜しまれたのは#78 近藤だ。セクター1を最速タイム、セクター2を自己ベストで駆け抜けていたのだが、せっかくの激走はふいになってしまった。
従来のレコードを約2秒も短縮し、新たなレコードホルダーとなった#11 山野はベストタイムのみならず、セカンドタイムでもトップだったこともあり、2戦ともポールポジションから決勝レースに挑むことに。「昨日までコンディションが悪かったので、ニュータイヤを履いて、コンディションに恵まれれば、32秒台に入るかな、とは思っていたので、まずまずターゲットどおりのタイムです。開幕戦ということもあり、何回か周回遅れに引っかかっているのですが、タイムを出せた周は2回ともしっかりクリアが取れました」と、#11 山野の表情には達成感が浮かんでいた。
第1戦を2番手から挑む#14 元嶋は、セカンドタイムが32秒618だったこともあり、第2戦には3番手からのスタートに。「ニュータイヤやクルマの感覚がだいぶつかめたので、初めての決勝レースには欲を出さず、しっかり結果を残して来ようと思っています」と。そして、第1戦は3番手から、セカンドタイムが32秒550で第2戦は2番手からと、元嶋とポジションを入れ替えた小河は、「最終コーナーでの失敗があるんですが、ここ岡山では予選よりも決勝で、去年は順位を上げてきているんです。改めて決勝に強いことをアピールしたいですね」と巻き返しを強く誓っていた。
そして、ジェントルマンクラスでトップは#33秒989を記録した25 神取彦一郎。総合でも6番手で、セカンドタイムでもクラストップとあって、「ビックリしました。公式テスト以来、初めてニュータイヤを履いたんですが、すごくグリップしたので。目標としていた34秒を切れたし、満足しています」と笑顔で語っていた。
PCCJの予選終了後にも天候は崩れることなく、本日15時45分から15周でスタートするPCCJの第1戦は、ドライコンディションの下でのレースとなりそうだ。2014年シーズンの開幕戦、岡山での緒戦を誰が制すのか? Type 991での初レースということもあって、予想を遥かに超える、激しい展開となることは間違いない。
Pos. Car# Driver Class Car Name Time
1 11 山野 直也 O チーム ケータッチ ポルシェ 1'32.363 R
2 14 元嶋 佑弥 O GARMIN PORSCHE 1'32.381
3 12 小河 諒 O チーム ケータッチ ポルシェ 1'32.539
4 19 永井 宏明 O ナインレーシング 1'32.792
5 78 近藤 翼 O スカイ レーシング 1'33.077
6 25 神取 彦一郎 G 25レーシングXチームサムライ 1'33.989 RR
7 32 飯田 太陽 O KRMケーズフロンティア991 1'34.012
8 7 星野 敏 G D'stationHAIGT3 1'34.045
9 21 高田 匠 G PCJTakumiRacing 1'34.105
10 9 武井 真司 G BINGO SPORTS 1'34.632
11 24 剛 覇矢人 G みきゃん MP-GT3 1'34.651
12 3 江本 玄 G アキラレーシングウィズサムライ 1'35.408
13 18 大久保 仁 G ForceRacing 1'35.725
14 51 Paul IP G KCMG 1'38.276
15 73 鈴木 篤 G SRレーサリンクGT3 1'43.132
——- 以上予選通過 ——-
33 TETSUO OGINO G PCJケーズフロンティア991 出走せず
※O=オーバーオールクラス G=ジェントルマンクラス
※R=オーバーオールクラス コースレコード
※RR=ジェントルマンクラス コースレコード
