全日本選手権スーパーフォーミュラ第6戦SUGOの決勝レースで、表彰台に登ったアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)、山本尚貴(TEAM 無限)、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の3人が、今週末の戦いを振り返った。
●アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S):決勝優勝
「スタートは上手くいったけど、クラッチがスリップ気味で一貴選手に抜かれてしまった。2番手に落ちてからはどうやってポジションを上げようか考えていたんだけど、最終コーナーで僕の方が速いことに気付いたんだ。そこで一貴選手にバトルを掛けて、トップを奪えたんだ。トップに立ってからはとても楽しめたし良、いレースだったよ」
「開幕戦の鈴鹿は調子もよくクルマも完璧だったから、最終戦も優勝を目指したいね」
●山本尚貴(TEAM 無限):決勝2位
「これまで課題だったスタートを決めることができたことが、今回の2位に繋がったと思います。ピットではタイヤ交換をしなかったので、燃料を積んだ状態での走行はタイヤを傷めてしまい、終盤は厳しかったです。給油はエンジニアとも細かく話し合い、かなりギリギリを攻めました」
「最終戦については、すごく悩んでいます。開幕戦でスタートをうまく決めていれば勝てる自信のあったクルマで、岡山以降厳しい状態が続いていました。前戦のオートポリスからクルマのセットを大きく変えて良くなり、今日の2位を獲ることができたので、最終戦の鈴鹿はどっちが正解なのか僕もエンジンニアも悩ましいですね」
●野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)決勝3位
「予選ではポールポジションを獲る自信はありました。でも、実際は思ったようなグリップ感がなく、自分もQ1でミスをしてしまったことで流れが変わってしまった感じがしています。もし、違うアプローチで予選ができていたら、決勝でトップも狙えた可能性もあると思っています。昨日のミスがとても悔やまれます」
「ピットを出た時は、山本選手がミラーに映らない位置から迫って来ていたので、気付いた時にはすでに横にいてどうすることもできませんでした。もし、もっと早く山本選手の位置が分かっていたら、違ったライン取りで戦うこともできたと思います。それでも、最後までプッシュし続けたことで表彰台を獲得できたのは良いことなので、最終戦では優勝できるように頑張ります」
