久保凜太郎が第3戦と第5戦を優勝!
ランキングトップを死守!
全日本F3選手権第3・4・5戦
5月10~11日
ツインリンクもてぎ
4.801km
最高峰から底辺まで、幅広くフォーミュラカーレースをカバーする『とちぎル・ボーセ モータースポーツ』が挑むカテゴリーのひとつ、全日本F3選手権の第2ラウンドが、ツインリンクもてぎ(栃木県)を舞台に、5月10~11日に開催された。久保は鈴鹿サーキット(三重県)で行われた開幕ラウンドでは、見事デビューウィンを達成しランキングでトップに。
今回の舞台は言うまでもなくチームのホームコースであり、また昨年スーパーFJでチャンピオンを獲得し、多くの経験を積んできている。ランキングのトップを維持できるか、また今季唯一の3連戦でいくつ勝ち星を重ねられるのか、大いに注目された。
予選
5月10日(土)
天候/晴れ コース状況/ドライ
今回は専有走行が金曜日だけでなく、木曜日にも設けられ、合計5時間の走行を実施。決してF3の経験が豊富とは言えない久保にとって、より理解を増すためのまたとない機会となり、セットアップも進んだことで最終セッションの終了間際にはトップタイムをマーク。自信を持って予選に挑むこととなった。
予選は、第3戦と第4戦が10分の間隔をあけて連続で行われ、それぞれ10分間の計測。第5戦は、第3戦の決勝結果がグリットとなる。短い時間の中での予選は、グリップレベルの高いベストタイミングでのアタックを求められる中、第3戦は4周目に1分46秒842で2番手。第4戦は3周目に48秒840で3番手に。ポールポジションとの差はごく僅差で、セクタータイムのベストのミックスではポールポジションタイムを上回っていただけに、決勝に向けては大きな期待がかかることとなった。
決勝1
5月10日(土)
天候/晴れ コース状況/ドライ
予選に引き続きコンディションに恵まれた決勝レース第3戦は、14周で争われる。オーバーテイクポイントが多いとは言い難いツインリンクもてぎは、予選に次いでスタートが勝敗の鍵を握る。そのスタートをポールポジションの車両がエンジンストールさせて、完全に出遅れたのに対し、絶妙のダッシュを決めてトップに浮上。そのまま逃げ切るまでは至らず、絶えず背後にライバルを置く展開となるも、まったくプレッシャーを感じている様子はない。
6周目にはファステストラップを記録して、まず1ポイントを獲得し、その後はしっかり50秒台を刻み続けて、後続を最後まで寄せつけず。その結果、第1戦以来となる2勝目をマークすることとなった。また、第5戦のグリッドはこのレースの結果、ポールポジションから挑めることとなった。
決勝2
5月11日(日)
天候/晴れ コース状況/ドライ
日曜日の午前中に行われた決勝レース第4戦は、第3戦と同じ14周で争われた。このレースウィークは、まさに絶好のレース日和。3番手ということもあって、スタートに賭けていたという久保。だが、その強い思いが裏目に出てしまったか、ポジションをひとつ落としてしまう。
9周目にも1台に抜かれてしまうが、次の周には再逆転に成功。続いて3番手の車両に迫るも、近づいてはダウンフォースが抜ける状態となり、何度もオーバーテイクを仕掛けていくが、最後まで攻略は許されず。ここまで上り続けてきた表彰台にあと一歩のところで届かず、無念の4位となった。
決勝3
5月11日(日)
天候/晴れ コース状況/ドライ
午後からの決勝レース第5戦は、それまでの2戦より6周多い20周で争われた。よりタイヤマネージメントが重視されることになるが、先にも述べたとおり第3戦で優勝したことにより、ポールポジションからレースを開始。久保は好スタートをきると、別クラスの前車に追いつき更に後続の車両とが3台並ぶかたちで1コーナー進入。久保はうまく大外から飛び込んでいき2台の前に出る事に成功。3コーナーには速さで分のある別クラスのマシンを牽制しつつうまくパスさせ、同クラスの後続車には前を許さずトップを死守し、背後に一台を置いての周回が4周目まで続いた。
ターニングポイントとなったのは5周目の5コーナー。後続車両が強引にインを刺してきたこともあって接触し、フロントウィングにダメージを負ったばかりか、アライメントも狂ってしまう。また相手がコースアウトしたのに対し、しっかりコースに踏み留まったこともあり、後続車両に接近されることに。手負いの状態ではあったが、後続との間隔をしっかりコントロールして走り、逃げ切りに成功。3勝目をマークして、狙いどおりランキングトップをキープすることとなった。
次回のレースは6月14~15日に岡山国際サーキット(岡山県)で開催される。久保にとってはレースどころか走行経験もない未知のサーキットではあるが、だからこそ試されるのが適応力。チームとドライバーが力を合わせ、引き続き好結果を残すことが期待される。
チーム監督 坪松唯夫
今回は新しいアイテムを投入したことで、安定性も増しコース全体でマージンを築けた。特にF3にとっては抜きにくいコースでスタートが重要だったが、しっかり決められた第3戦と5戦は安心して見ていられた。今回、一番の勝因はドライバーがF3と言う車輌の特性を学習し掴んで走れたことと、何より競い合いで楽しみ、そして負けない強さを発揮出来たことだろう。
Driver 久保凛太郎
第3戦ではスタートが決まって勝てましたが、第4戦は予選があまり良くなかったので、スタートで前に出ようと思ったら完全に失敗してしまいました。でも、第5戦はポールなので、欲をかかずに普通にスタートしてポジションをキープすることに切り替えたら、うまくいったという感じです。おかげで別のクラスの後ろに追いついてしまったのですが、去年1年間ここでスーパーFJを経験していることを活かし、うまくクリアできてからは、そのまま前だけ見て逃げていこうと思っていました。その後、接触があってアライメントも狂ってしまったのですが、何とか後ろとの間隔を調整しながらチェッカーまで走り抜くことができました。次の岡山はまだ一度も走ったことはありませんが、チームは経験豊富でデータもありますし、僕が頑張るだけだと思いますので、連続優勝を目指し頑張ります。
