全日本F3選手権の第10戦が岡山国際サーキットを舞台に行われ、雨こそやんでいるが路面は濡れているという厳しい状態の中、安田裕信(Three Bond)が優勝を飾ることとなった。

 予選こそドライコンディションの中で行われたが、その後ゲリラ豪雨がコースを濡らし、スタートを控えた段階でタイヤ選択が微妙な状態となってしまう。ウォームアップでは何台かレインタイヤを装着していたものの、日差しは強く、気温も上昇していたことから、ほとんどの車両がスリックタイヤに交換。その中で、佐々木大樹(NDDP RACING)と千代勝正(いずれもNDDP RACING)はレインタイヤで勝負を賭けることとなった。

 1コーナーは全車クリアできたものの、続くウィリアムズコーナーでギャリー・トンプソン(SGC by KCMG)がスピン。さらにモスSでリチャード・ブラッドリー(PETRONAS TOM'S F308)がクラッシュしたため、セーフティカーランが2周に渡って行われた。

 リスタート後のペースが誰より速かったのが、蒲生尚弥(PETRONAS SYNTIUM F308)で、オープニングラップのうちに安田を抜いていたが、さらに山内英輝(PLANEXハナシマF308)にも迫っていく。そして、ヘアピンではインを刺すも、両者は接触。蒲生はコースに踏み留まったが、山内はコースアウトしてリタイアを喫してしまう。

 ひとつポジションを上げた蒲生は、そのまま関口にも接近し、6周目の1コーナーでこそ逆転ならなかったものの、モスSでトップに立つ。思うようにペースの上がらない関口は、続いてダブルヘアピンのひとつ目で安田にもかわされてしまう。

 その後も逃げ続けた蒲生ながら、路面が乾くにつれてペースも鈍り、今度は安田が急接近。その最中に蒲生に対して黒旗が! 山内との接触が危険行為と判定され、10秒ストップのペナルティを受ける羽目となる。

 その結果、労せずして安田がトップに立ち、背後につける関口のプレッシャーもはねのけ、さらに最終ラップにはファステストラップも記録して逃げ切ることに。蒲生は大きく順位を落としたものの、Cクラスでの3位は獲得した。

 Nクラスでは予選トップの野尻智紀(HFDP RACING F307)がスタートを決めて、まずはポジションキープに成功。間もなくレインタイヤに賭けた千代が迫ってくるが、SCラン明けには、もはやタイヤがもたないと判断し、ピットに戻ってくる。代わって佐々木が2番手に上がるが、野尻との差は広がる一方で、10周目には中山雄一(TDP SPIRIT F306)、トンプソンに相次いでかわされてしまう。

 逃げ続けた野尻は、最終ラップにファステストラップもマークして、3勝目はフルポイントで獲得することとなった。中山の後ろにはトンプソンが迫っていたが、コンマ1秒差で振り切ることに成功している。

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