全日本F3選手権第14戦は26日、スポーツランドSUGOで25周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした山内英輝(MJハナシマレーシングF308)が全日本F3 Cクラス初優勝を飾った。2位は嵯峨宏紀(DENSO・ルボーセF308)、3位はラファエル・スズキ(PETRONAS TOM'S F308)だった。
晴天の下迎えた全日本F3第14戦の決勝レース。前日の第13戦ではスタートでスズキにかわされたポールシッターの山内だったが、この日は嵯峨を牽制しつつ、1コーナーでトップを守り2コーナーへ。嵯峨、スズキ、国本雄資(PETRONAS TOM'S F308)と続くオープニングラップとなった。
トップに立った山内は3周目には1.5秒ほどリードを築き、その後方では嵯峨、スズキ、国本という集団が形成されていく。その後、嵯峨は3番手スズキ、4番手国本との差をややつけ、上位のバトルはスズキvs国本という2台に集約されていった。スズキと国本の争いは、途中周回遅れを挟み差が縮まることはあったものの、国本は軽いコースオフなどもあり22周目にはその差は大きく広がってしまう。
一方、トップの山内は終盤まで着実にリードを広げ、2番手以下に3秒の差をつけ見事トップでチェッカー! 嬉しい全日本F3Cクラス初優勝を遂げた。2位は嵯峨、3位はスズキだった。
Nクラスは、トップからスタートした蒲生尚弥(TDP SPIRIT F307)がそのまま逃げ切り、SUGOラウンド連勝。2位は佐藤公哉(NDDP EBBRO)、3位はジャンプアップを果たしたギャリー・トンプソン(ACHIEVEMENT by KCMG)となった。
4番手争いは佐々木大樹(NDDP EBBRO)、千代勝正(BPダイシンルボーセF305)、そしてポイントリーダーの小林崇志(HFDP RACING F307)の3台でバトルが展開されていたが、佐々木が23周目の最終コーナーでストップ。千代が小林を抑えきり4位でチェッカーを受けている。