全日本F3選手権 第15戦
決勝上位ドライバーコメント
■優勝:千代 勝正
(B-MAX ENGINEERING/Car.No50/B-MAX・F312/TODA TR-F301)
「今日は悪天候でのレースということになりましたが、ウエットではテストもあまりできていないし、セットアップの面で正直分からない部分もありました。でもそれはみんな一緒だろうと思って、エンジニアといろいろ相談して、これが一番いいだろうというセッティングでレースに臨みました。2番手で1コーナーに入ったあと、リヤがロックしてオーバーランしてしまって順位を下げてしまいましたが、上手く順位を戻してからのクルマのバランスはパーフェクトでした。この調子ならトップに立つチャンスもあると思って走っていたら、勝田選手がミスをしてトップに立つことができました。いいペースで走れたので、スタート以外はいいレースができたと思います。シーズンを勝って終わることができて、戸田レーシングさんのエンジンやクルマを速くしてくれたチーム、応援してくれた方々に感謝しています」
■2位:勝田 貴元
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No37/PETRONAS TOM'S F312/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「ポールポジションからのスタートだったので、しっかりと決めれば勝てると思っていました。無難なスタートでしたが、トップで1コーナーを回れたし、後ろで3ワイドになって競り合っていたので今のうちにマージンを広げておこうとプッシュしていたのですが、ずっとグリップ感がなくてきつかったです。そんな状態で、ダンロップコーナーでブレーキングしたところロックして、コースアウトしてしまいました。コースに戻った後は頭を切り替えて、落ち着いて走ろうと思っていたのですがグリップ感が薄い状態が続いていましたし、精神的にも落ち着いて走ることができず、ベストな走りでなかったことが大きな差につながったと思います。岡山あたりでドライビングの面で気づけた部分もあり状況によって中山選手に勝てるほどにもなりましたが、もてぎあたりからリズムをつかむことができなくなることがあり、それが終盤にペースを上げられなかった理由かなと感じています」
■3位:関口 雄飛
(B-MAX ENGINEERING/Car.No45/B-MAX・F312/ TOYOTA TOM'S 1AG-FE)
「今週の目標は、マシンを絶対に壊さないこと、レースをしっかりと走り切って走行距離を稼ぐこと、久々のスタンディングスタートをしっかり決めることの3点でしたが、すべてクリアできて満足です。特にスタートは、もともと苦手な上に、普段はGTでローリングスタートをしていたのですが本当にいいスタートが切れたので、いい感覚を持ってマカオに臨むことができそうです。今回は同じパッケージで走っているマシンがいなかったのですが、昨年に同条件で走っていたマシンとタイムを比べると、予選で1秒以上速いタイムが出せていたので、自分の調子の良さも確認できましたし、パーフェクトな週末になったと思います。もっと走りたいとは思っていますが、今回のレースに出られるのと出られないのとでは大きな差がついたと思うので、今回参戦できて本当に良かったです」
■4位:野尻 智紀
(TODA RACING/Car.No2/TODA FIGHTEX/TODA TR-F301)
「スタートはよくて、もうちょっとよかったらトップと並べたぐらいまで行けたのですが、ホイールスピンも若干あったので。それでも2番手で1コーナーを回れることができて期待したのですが、コカコーラコーナーで思っていた以上に曲がらなくて。100Rに行っても同じで、右から左から抜かれてしまいました。タイヤに熱が入っていないだけかといろいろトライしたのですが、なかなか症状は改善しませんでした。昨日も同じような症状が出ていて、晴れていても同じでした。冬の間にセッティングが今ひとつ見つけられなかった部分もあったし、ここ最近は予選で前の方からスタートするという流れで来ていたのですが、今回は予選の一発も出なかったし、気温とのマッチングがあまり良くなかったのかなと。結果として勝てなかったですし、ポールポジションもチャンスはあったものの獲得取れなかったのは、自分でどうにかできたかもしれないように思います。そんな中でもいろいろ教わって、いい勉強になりました。レースで順位落とすことが多く、予選ではアピールできた反面レースでしっかり戦えるようにならないといけないっていう部分も明確になりました。今年駄目だった部分を来年は改善できるよう頑張っていきたいです」
■5位(N-1位):高星 明誠 F3-Nクラス
(NDDP RACING/Car.No23/S Road NDDP F3/トヨタトムス 3S-GE)
「昨日はスタートを失敗してしまったので、今日は絶対にミスをしないように、前にもてぎの雨のレースでいいスタートが切れた時のことをイメージしながらスタートを切ったら、いい形で走り出すことができました。レース前半は前にいた野尻選手にもついていけていて、『結構自分のペースがいいのだな』と思っていました。中盤からは離されてしまいましたが、ナニン選手とは大きな差を広げられましたし、ベストなレースだったと思います。シーズン序盤から連勝を重ねることができて良かったと思いますし、中盤にペースが落ちてしまったところでも自分の課題を明確にすることができ、シーズン終盤には速さを取り戻すこともできて、すごくいい1年になりましたね」
■6位(N-2位):ナニン・インドラ・パユーング F3-Nクラス
(TOM'S SPIRIT/Car.No38/PTT SPIRIT F307/ TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「僕はあまりウエットでのレースが得意ではなかったのですが、ドライバーはコンディションを選べませんからね。もっと練習しないといけないなと感じました。ドライコンディションの時には、ブレーキングの圧力に気を付けて走ればいいのですが、ウエットになるとアクセルの踏み方やハンドル操作など、たくさんのことを意識しなければならず、なかなかペースを上げることができませんでした。高星選手とはカートからずっと一緒に走ってきましたが、4輪(FCJ)に上がったのは彼の方が先だったので先輩のような感覚で、この1年僕にとってはとてもいいターゲットでした。そして小泉選手とは1年を通してたくさんバトルをしましたが、どういう風にオーバーテイクを仕掛けるか、どこで抜くべきかなど、常に良い勉強になりました。僕のレースキャリアの中でとても重要なバトルができた1年だったなと思います」
■8位(N-3位):小泉 洋史 F3-Nクラス
(HANASHIMA RACING/Car.No6/Net Move Hanashima Racing/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「僕はウエットコンディションが苦手だったのですが、もてぎ大会でのウエットレースで少しつかめた感触があり、今回はあまり不安なく、むしろ少し自信を持ってレースに臨むことができました。序盤はタイヤも冷えていましたし、なかなかグリップを感じるのに時間がかかったのですが、後半徐々にペースを上げられて、残り2〜3周のところで急にナニン選手が前に見えるようになりました。『どこかで飛び出したりしたんだろうか?』と思うぐらいの距離まで近づいたのですが、今シーズンは僕にとって、高星選手とナニン選手が非常に速かったので、最後にウエットのレースで近づけたというのは大変収穫になりました。僕は今日この後WECにも出ますが、クルマのパワーや車速が違うので一概には言えませんが、少なくとも朝一番でウエットの状態で走れたのは収穫になったと思います」
