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投稿日: 2009.04.04 00:00
更新日: 2018.02.15 12:42

全日本F3:第1戦決勝コメント 井口「うまく仕掛ければ勝てると思った」


JF3A Inside Report
Round 1/2 02
全日本F3選手権 第1戦 決勝上位ドライバーコメント

◎ Cクラス ◎
■優勝:井口 卓人
(PETRONAS TEAM TOM’S/Car.No36/PETRONAS TOM’S F308/トヨタトムス)
「今日は雨の中のスタートで、とても難しいコンディションだったのですが序盤はマーカス選手の走りを良く見て、自分の速いところ、遅いところを確認したうえで最終コーナーでインに飛び込んだのですが、うまく前に出ることができて良かったです。レース中は雨がどんどん強くなってきて、怖くてアクセルがなかなか踏めない状況もあったのですが、マーカス選手がミスをして僅差になり、勝負できる展開になりました。彼が最終コーナーでアウトに膨らむことは分かっていたので、うまく仕掛けて並んだまま立ち上がればひょっとしたら勝てるのではと思っていました。明日もポールポジションからのスタートですが、優勝はとても大事ですが、去年のカルロ・ヴァン・ダム選手のようにシーズンを通して安定した走りが出来ればと思っています」

■2位:マーカス・エリクソン
(PETRONAS TEAM TOM’S/Car.No1/PETRONAS TOM’S F308/トヨタトムス)
「雨の中、とてもタフなコンディションだった。序盤トップに立ったけれど、タクトも速く、かなりプレッシャーを受けた。そんな状況の中で、レース中盤にミスをしてしまいギャップを詰められてしまったね。最終コーナーでインにタクトが飛び込んできたのがミラーで見えたので、接触を避けるためにグリーンに出たが、実はあれが最終ラップだとは思っていなかった。その前にホームストレートを通過したときに、“14"という数字が見えていたので、まだもう1周あるんだと勘違いしていたんだ。もしあれが最終ラップだと分かっていたら、もうすこし違ったアクションができたと思うんだけれど……。勝てなかったのは残念だけれど、良いレースができたと思うよ」

■3位:国本 雄資
(PETRONAS TEAM TOM’S/Car.No37/PETRONAS TOM’S F308/トヨタトムス)
「今日は初レースが雨ということで少し緊張があったんですが、まずまずのスタートが切れました。でもそれ以上に安田選手の動き出しが速くびっくりしました。けれど、すぐにチームから安田選手はジャンプスタートだという無線が入ったので、無理をすることなく自分の走りに集中しました。3位に上がってからも、最終ラップまでプッシュしたんですが、前の2台が本当に速くて追いつけなかったです。序盤に安田選手が前にいる間に出来たギャップが、結果的に最後まで詰められなかったという感じですね」

■4位:ケイ・コッツォリーノ
(TODA RACING/Car.No2/TODA FIGHTEX/無限戸田)
「コンディションが悪かったので、とりあえず1コーナーは抑えて行こうと思ったのですが、少しスタートはミスり気味で……。それで国本選手の真後ろで1コーナーにアプローチして、クロスラインを狙える位置にいたのですが、背後から後続のマシンがミサイルのようにイン側に飛んできて。それでアウトに逃げるしかなくポジションを下げてしまいました。決勝中は前のマシンとのペースも大きな差がなく、前のマシンが“ミスしてくれ!"って気持ちでした(笑)。ちょっと空力的に足りなくて、後半国本選手に離されたのが残念でしたが、アンラッキーな展開がなければ表彰台も狙えた状況でしたし、ドライビングの練習になったレースでしたね」

◎ Nクラス ◎
■優勝:関口 雄飛
(AIM SPORTS/Car.No18/EBBRO AIM F307)
「グリッドでエンジンが掛からずピットスタートになってしまったんですが、なんとかギリギリで直ってエンジンが掛かり、ピットスタートに間に合って良かったです。スタートしたときに、1コーナーを曲がったら最後尾のマシンが結構近くに見えていたので、これならなんとかなるかもしれないと思いましたが、ドライだったら難しかったと思います。雨だったからこそ、優勝することができたんでしょうね。天候に恵まれたという感じです。レース中のクルマの状態は良かったと思いますし、もちろん“勝てる"と思いました(笑)」

■2位:小林 崇志
(HFDP RACING/Car.No8/HFDP RACING)
「関口選手がピットスタートになって2番手スタートになったのですが、スタートもうまく決まってトップにまで上がることができて。その後後続のミスなどがあって、ギャップが開いたので勝てる状況ではあったと思うのですが、難しい状況のコンディションに対応できなかったために、結果として2位になってしまったのかなと思います。他車との競り合いに関しては、これまでもいろいろ経験しては来たのですが、自分のペースが良くない状況で後方から速いマシンが来た場合など、いろいろ勉強になったレースでした」

■3位:千代 勝正
(TEAM NOVA/Car.No22/NDDP EBBRO)
「予選6位ということで、自分としては不本意なポジションからのスタートだったのですが、決勝前に雨が降り出し、自分にとってはチャンスだと思っていました。序盤スタートが決まって、ラッキーな展開もあって順位が上がったのですが、後半は関口選手やインペラトーリ選手、山本選手、佐藤選手などとのバトルをしたのですが、絶対に競り負けないでとにかくコースにとどまれば、必ず結果はついてくると思って、粘り強いレースができたと思います」


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