全日本F3選手権の第3戦は、11日にツインリンクもてぎで14周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした中山雄一(PETRONAS TOM'S F312)が優勝した。

 全日本F3選手権の今シーズン第2ラウンドが、ツインリンクもてぎを舞台に始まった。今回は、11日に第3、4戦の予選と第3戦の決勝レースが開催され、翌12日に第4、5戦の決勝レースが行われる。

 この週末は天候の悪化が告げられていたが、午前中に行われた予選はなんとかドライコンディションのもと展開した。
 3、4戦ともにポールポジションを獲得したのは、トムスの中山雄一。1回目に1分44秒400をマークしてコースレコードを更新すると、2回目には1分44秒078までタイムを伸ばした。2番手には、2戦ともにチームメイトの勝田貴元(PETRONAS TOM'S F312)が続き、1回目はコンマ05秒と僅差だったものの、2回目にはコンマ4秒ほど引き離された。
 F3-Nクラスでは、高星明誠(S Road NDDP F3)が、やはり2戦ともトップタイムをマークしている。

 その後、予報通り雨が降り始めると、第3戦の決勝レース開始前には路面も完全なウェットコンディションに。
 ここで好スタートを決めたのはポールシッターの中山。これに勝田、そして野尻智紀(TODA FIGHTEX)、千代勝正(B-MAX・F312)が続いていく。激しく上がる水しぶきは中山以外の視界を奪い、早々と上位陣の間隔は広がってしまう。その中、2周目のビクトリーコーナーで野尻がコース上にできた川に乗り姿勢を乱し、続く千代が見逃さずに仕掛けるも、野尻はしっかりとガードを固めて逆転を許さなかった。
 中山は、ただひとり視界の遮られない状況のもと安定した走りで後続を引き離し、最後は2位の勝田に6秒の差をつけてチェッカー。鈴鹿サーキットでの第2戦に続く2連勝を飾った。3位には野尻が入り、今季初めての表彰台を獲得している。

 F3-Nクラスでは、スタートを完璧に決めた高星がポール・トゥ・ウインを達成。これがF3デビューレースとなる武平良介(KCMG)は、好スタートで2番手に浮上し高星を追いかけるも、9周目のビクトリーコーナーでスピン。ひとつ順位を落としてしまう。代わってナニン・インドラ・パユーング(PTT SPIRIT F307)が2番手となるが、高星はもう遥か彼方だった。
 高星は、これで開幕3連勝となる。

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