昨年F3マカオGPを制し、今季はTeam LeMansからフォーミュラ・ニッポンに参戦する国本京佑が、エプシロン・エウスカディからワールドシリーズ・バイ・ルノーの終盤2戦に出場することとなった。
国本は今季フォーミュラ・ニッポンに参戦し、終盤に来て調子を上げてきているが、今回目標とするF1参戦のために、少しでも多く海外のコースやレースの環境に慣れておきたい、経験を積んでおきたいという希望から、これまで海外レース参戦に向けコンタクトをとってきたという。
詳しくは後ほど別のニュースにてお届けするが、国本はワールドシリーズ・バイ・ルノーのル・マンラウンドを訪れた際に、スペインのエプシロン・エウスカディと接触。その後エプシロン側から終盤戦への出場の打診があり、今回の出場に至ったという。
エプシロン・エウスカディはスペインのレーシングチームで、かつてF1のトップチームをチームマネージャーとして渡り歩いたジョアン・ビラデルプラートが率いる。ワールドシリーズ・バイ・ルノーのほか、独自プロトタイプカーの制作、そして昨年からはF1参戦を目指して活動しているのは既報の通りだ。
国本は9月20日にドイツ・ニュルブルクリンクで、そして翌週にはフォーミュラ・ニッポンSUGOに出場と忙しいスケジュールをこなした後、10月25日にはスペイン・アラゴンで最終戦に臨むこととなる。ワールドシリーズ・バイ・ルノーはかつてはフェルナンド・アロンソや、今季はハイミ・アルグエルスアリをF1に輩出しており、F1からも注目度が高いレースだ。