Team LeMans
Formula NIPPON RACE REPORT

Round3-FUJI
DRIVER:大嶋 和也
CIRCUIT:1LAP=4.563km
RACE:44LAPS(200.772km)

ピットストップ中に痛恨のトラブル、12位完走。

 ワンデーレースとして、日曜に予選・決勝が一気に開催されたフォーミュラ・ニッポン第3戦。舞台となったのは富士スピードウェイ(静岡県)。決勝前日の7月16日(土)には、午前・午後と2度の練習走行が行われ、いずれも本番の予選、決勝と同じような時間帯での開催だったことから、Team LeMansでは練習走行でレースシミュレーションを行うなど、準備万端に整えて決勝に挑んだ。また、今回のレースフォーマットは200kmレース中、2回のタイヤ交換が義務付けられている。

 7月17日(日)、連日の猛暑日の勢いは衰えることなく、この日も朝から気温27℃、路面温度39℃に達した。ワンデー開催となった今戦、予選は朝8:10~8:30の20分間のQ1からスタートした。大嶋はニュータイヤでコースインし、クルマのバランスを確認。ピットに戻り、マシンに微調整を施すと、セッションの終盤残り時間5分を切って再びアタックを開始。1'25.777のタイムで6番手、順調にQ2に駒を進めた。Q2は8:40~8:47の7分間。ニュータイヤを装着し、他のマシンに続いてコースイン。計測2周目の渾身のアタックで1'25.492、6番手を獲得。上位8台によるポールポジション争奪戦のQ3は、8:57~9:04の7分間。Q2同様、計測2周目にアタックを行うも、1'25.927とタイムを伸ばせず、決勝のスターティンググリッドは8番手に決定した。

 午後になると、さらに気温は上昇。フォーメーションラップ開始の14:40の時点で、気温34℃、路面温度50℃。大嶋はスタートで若干遅れをとり、オープニングラップを終えて9番手。ペースの遅いマシンに数周の間押さえられていた大嶋は、とうとう9周目に前車をパス。15周を終えてピットに入り、給油とタイヤ交換を行うと、8番手でコースへ復帰。17周目には、このレース中の自己ベストとなる1'27.701をマークし、20周を迎える頃には前車との差を縮めていた。しかし、簡単に前車をパスできない状況が続いたため、26周を終えて2度目のピットイン。このピットストップではタイヤ交換のみを予定していたが、フロントジャッキのトラブルにより大幅なタイムロスを強いられることに。コースに復帰すると、ポジションは13番手まで後退しており、またレース終盤はラップタイムも伸びず苦戦を強いられた。しかし冷静に前を追っていた大嶋は、最終ラップで前車をオーバーテイクすることに成功、12位でレースを終えた。

⇒大嶋和也のコメント:
「予選はQ1、Q2と順調に進みましたが、ポールポジションを獲得したいと臨んだQ3で少し気負い過ぎてしまったようです。結果8番手からのスタートとなり、悔しい気持ちもありましたが、決勝に向けて無用なプレッシャーもなくなり、気持ちを切り替えてレースに挑むことができました。レースでは2度目のピットストップ中、トラブルによって残念ながら勝負はついてしまいました。しかし何とか最後まで一生懸命走ろうと、最終ラップではオーバーテイクもできたし、良いデータも取れました。トラブルはトラブルでこればかりは仕方がないので、次また頑張ります。」

⇒山田健二 監督のコメント:
「予選は今回も僅差での接戦で、チーム力、ドライバーレベルともに拮抗していました。ほんのわずかな差の決め手となるのは、エンジニアの考え方ひとつであったり、追い風が吹いたとかいう運レベルのものであったりするんでしょうが、私たちもトップとの差を埋めるべく努力しましたが、Q3ではマシンの微調整がコンディションにマッチしなかったのか、8位という結果に。レースでは、ピット作業中のトラブルについては、大嶋には悪いことをしたと思いますが、結果を見て思うのは予選で良いポジションを獲得しておかなければ、前に出るのは難しいということです。このレースを踏まえて、また次戦は良いレースができるよう頑張ります。」

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