スーパーGT第5戦SUGOの予選1回目、GT500クラスの専有走行の時間帯にトラブルに見舞われたMJ KRAFT SC430。実はストップしたマシンの車内では、ドライブしていた大嶋和也がさらなるトラブルに見舞われたと言う。

 予選1回目のセッション終盤、駆動系トラブルでコース上に止まってしまったMJ KRAFT SC430。ドライブしていたのは大嶋だったが、モニターではなぜかなかなかクルマから出てこなかった。だが、実はこの時点で大嶋は早くも“SUGOの魔物”に見入られてしまっていた。

「(トラブルの)予兆はあったけど、走行時間もなかったのでそのまま走行したら、やはりトラブルで止まってしまいました。芝生にクルマを止めていったん降りたんですが、(坂で傾斜がついていたので)クルマが動き出したので、それで急いでクルマに飛び乗りました」とその状況を語る大嶋。

「あの時は本当に焦りましたね。しかも、急いで乗ったからスネを打ってしまって、これ見て下さいよ(擦りむきキズで若干、右足のスネにかさぶたアリ)。結局、プロペラシャフトが破損していたので、ギヤを入れたままでもクルマが止まらなかったので、車内でずっとブレーキを踏んで助けを待っていたんです」

 と言う訳で、“車内籠城”の真相を語ってくれた大嶋。それでも、その駆動系トラブルが起こりながらもギリギリの8番手でSLに進出し、スーパーラップでは3番手まで順位を挙げた。

「スーパーラップのアタックは自分では1分16秒5くらいを狙っていたのですが(実際は1分16秒7)、今回初めて履いたタイヤのアタックにしてはベストは尽くせたと思っています。明日は前後のHSV-010勢との戦いになりますが、予選以上の順位を獲得したいですね」

 魔物退治を果たした(?)大嶋&MJ KRAFT SC430。不運を乗り越えた勢いで、明日の決勝の要注意チームに急浮上してきた。

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