第7戦 オートポリス 予選レポート (GT500)

グリップ不足を解決して明日に繋ぎたい

 9月に阿蘇山の噴火がありレース開催の影響も心配されたが、噴火も沈静化し無事開催される事になった。このオートポリスはARTAの得意とするコースのひとつだが、フリー走行の走り始めはコンディションに合わせ切れず、アンダーステアが強い傾向があった。セッティングを進めるうちにバランスは良くなったものの、スピードにつながらず、チームは予選が始まるまでに再度車のチェックを行った。

 Q1は松浦孝亮。いつものようにセッションが開始されてもどのチームもコースインせず、開始から5分が過ぎたところで、徐々にコースイン。松浦は他より遅めにコースに入っていった。
 松浦は3周タイヤを暖めアタックラップに入っていった。モニターを見ている限り車の動きは良さそうだ。松浦はコースレコードを塗り替えたものの、Q2に進めるだけのタイムを出す事が出来ず、13位で予選を終えた。しかしながら、車のバランスは悪く無いので、明日の追い上げを期待したい。

鈴木亜久里監督のコメント
「車のバランスは悪く無さそうなんだけど、全体的なグリップが不足しているので、これを何とか改善していく必要があるね。改善点はちょっとしたところだと予想しているんだけど、それを見つける事が難しいんだ。何とか見つけ出して、明日の結果につなげたいね」

佐藤真治エンジニアのコメント
「これまでのセットの流れを汲んだものを持ち込んで走り出しました。車の症状はアンダーステアが強く出てしまっていたので、QFに向けてそれを修正していく方向でセットを進めていきました。変更した内容に対してバランスは良くなってきたのですが、グリップが薄いなど改善しなければならないポイントがいくつかありますので、それを明日までに修正したいと思います」

松浦孝亮選手のコメント
「去年はなかなか調子の良いオートポリスでしたが、今年来てみるとアンダーステアが強いところから始まって、セッションで沢山修正しなければならない中で予選を迎えてしまいました。予選のバランスはそこそこ良かったのですが、それでもタイムが出なかったのは、グリップが足りていないのだと思います。明日までに改善出来る事が無いか考えてみたいと思います」

野尻智紀選手のコメント
「僕達の車の弱点はわかっているので、それをいかに修正していくかが大事なのですが、僕自身もアジャストしていかなければならないポイントもまだあると思うので、全体的に高めていきたいです。あと、ここのコースは300クラスの車を抜くのが難しかったり、タイヤのピックアップも多く難しいレースになると思うので、明日のフリー走行でそれらの感覚も掴んで良いレースにしたいです」

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