ミュージシャンの長渕剛さんの次男で、レーシングドライバーの長渕蓮が、14日に富士スピードウェイで開催されたGAZOO Racing 86/BRZ Raceに参戦。国内レースに初参戦を果たした。
蓮はレーシングカートで活躍後、2年前からフォーミュラカーレースに参戦を開始し、今シーズンは中国で開催されているフォーミュラマスターズ・チャイナシリーズに参戦。その一方で、7月13〜14日に富士スピードウェイで初めて開催されたGAZOO Racing 86/BRZ Raceに挑戦。『Rock star 86』という車名のトヨタ86をドライブした。
カート、フォーミュラで育ってきた蓮にとっては初めてのハコ車でのレース、さらに初めての富士スピードウェイでのレースとなったが、予選A組10番手、決勝13位というリザルトを残した。
「ハコのレースは初めてなので、まるでボートに乗っているようで(笑)。すごく難しかったです。体力と神経をすごく使いましたね。練習も1回しかできませんでしたし、ふだん乗っているマシンとのあまりの違いに正直ちょっとビビりました」とレース後蓮は語った。
「ただ、そんな中でいろいろな人からアドバイスしてもらい、冷静に走りをアジャストでき、レースができるくらいにまでなれたというのは良かったと思います」
今シーズンのGAZOO Racing 86/BRZ Raceには、フォーミュラのレースとバッティングしている十勝戦以外のレースにはすべて出場する予定とのことで、国内での活躍ぶりにも期待が持てそうだ。
また、今後のフォーミュラマスターズチャイナシリーズについても「上り調子になっているので、残りのレースを全部勝つつもりで走りたい」と意気込みを語っている。
「僕は世界で活躍できるドライバーになりたいと思っています。小さい時からずっとそう思っていました。レース業界の人が『蓮』という名前を聞いたら、僕を思い出してもらえるような存在になりたいんです」
フォーミュラ、そしてハコとマルチに活動を始めた、今後の長渕蓮の活躍に期待したい。