1998年から2001年まで全日本GT選手権で活躍、F1や国際F3000、インディカーなど世界中で豊富な経験をもつ野田英樹が、今季ヒトツヤマ・レーシングのアウディR8 LMSをドライブしてスーパーGTに参戦することが明らかにされた。

 野田は全日本F3、イギリスF3を経て、1992年から国際F3000に参戦。1994年のエンナ・ペルグーサでは日本人初の国際F3000表彰台を獲得。また、同年ラルースからF1にスポット参戦を果たした。

 その後、アメリカやJGTC、フォーミュラ・ニッポンなどで幅広く活躍した野田は、2006年からジャパン・ル・マン・チャレンジにヒトツヤマ・レーシングから参戦。スポーツカーレースで戦い、2010年のル・マン24時間を最後に現役引退を表明していた。

 野田は引退後、後進の指導にあたるべく栃木県茂木町に、NODAレーシングアカデミー(NRA)を設立するべく準備を進めており、4月にスタートが切られることになったが、同時に古巣であるヒトツヤマ・レーシングからラブコールが。野田は3月17日〜18日に行われたスーパーGT公式合同テストに参加していた。

 20日、野田は正式にヒトツヤマ・レーシングから“一時復帰”という形で現役復帰し、スーパーGTに参戦すると発表。ドライブするのは20号車アウディR8 LMSで、パートナーはマイケル・キムとなる。20号車のメンテナンスはムーンクラフトが行う予定で、タイヤはヨコハマを履く。

「現役引退してからのここ1年半の間はNRA開校に向けて全力を尽くしてきました。それがようやく形になろうとしています。この学校から将来素晴らしい生徒が誕生する事を楽しみに日々努力しています」とNRA開校に向け、一段落がついたことを明かす野田。

「そしてこの度2006、2007年に共に戦いチャンピオンを獲得した古巣ヒトツヤマ・レーシングからラブコールを頂き、現役一時復帰をする決断をしました。これは過去に素晴らしい関係を築けたチームだったからこそ決断できたものと感じています」

「しばらくのブランクがあるので、すぐに100パーセントの力が発揮できるか不安な面もありますが、少しでもチームに貢献できるように“The Spirit of Challenge”の精神で走ります。またチームメイトを引っ張っていくと言う立場でも、今後の学校での活動と重なる部分もありますので良い経験になると思います」

 ヒトツヤマ・レーシングは今季スーパーGTに2台のアウディで参戦を予定しており、これで21号車には都筑晶裕/シンディ・アレマン、20号車に野田英樹/マイケル・キムというコンビが決定した。

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