2013年シーズンのスーパーGTに向け、ホンダは5台のHSV-010 GTを投入するが、その中で18号車ウイダー モデューロ 童夢レーシングが、ミシュランタイヤを装着してGT500クラスに挑むことになった。
8日のホンダモータースポーツ活動計画発表の中では当初、装着タイヤに関する説明はなされていなかったが、オートスポーツ編集部からの質問に対し、各チームが装着するタイヤが説明された。昨年までHSV-010陣営は4台がブリヂストン、1台がダンロップという陣容だったが、新たに童夢がミシュランにスイッチすることに。NAKAJIMA RACINGの32号車は継続してダンロップ、他の3台はブリヂストンを履く。
今季のGT500クラスに向けては、昨年までミシュランを装着していたLEXUS TEAM SARDがテストでブリヂストンへスイッチ。一方、ニッサン陣営ではニスモカラーの車両がミシュランを装着している。今回、ホンダ陣営で初めてミシュラン装着車が登場したことにより、ますますスーパーGTでのタイヤウォーズが複雑化しそうだ。
このミシュランへのスイッチにより、HSV-010陣営は3種類のタイヤを装着することになるが、ホンダの伊東孝伸社長は、2014年からの車両規則変更にともない、NSXのプロトタイプをGT500クラスに投入することを改めて明言。「今年がHSV-010のラストイヤーになる。ぜひ有終の美を飾りたい」と今季に向けた意気込みを語った。