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投稿日: 2009.05.14 00:00
更新日: 2018.02.15 13:12

【ラリーアートPIT京都】第2戦SUGO参戦レポート


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第2戦SUGO参戦レポート
「眠眠打破ingsランサー」トラブルに見舞われながらも表彰台をゲット5月10日(日)、スポーツランドSUGO(宮城県/1周3.704256km)でスーパー耐久シリーズ第2戦が行われた。3回のセーフティカーが入る波乱のレース展開の中、予選3位スタートの「眠眠打破ingsランサー」(#56 服部尚貴/松本達哉)は、3位でチェッカーを受けた。レース終了後、上位チームがペナルティを受けたことにより2位となった。

5月9日(土) 練習日/公開車検
■専有走行
今大会は26台の参加の中ST-2クラスは前回同様9台のエントリー。5月9日は朝から夏日を思わせる日差しが照りつける中、9時から3回の専有走行枠が設けられた。1回目の走行では終盤に1”32.294を出し5番手。フロントデフのセッティングを変更、リアウイングの形状違いを試すなど菅生用のセッティングに変更し臨んだが、セットアップが決まらず思うようにはタイムが上がらなかった。そこで2回目のセッションは走行を取りやめ調整に専念した。そして臨んだ3回目の走行では1”31.918で4番手につけるものの総合で5位にとどまった。
トータル51周の走行ではルーティンワークもひととおりこなし、予選、決勝に挑む体制が整った。

5月10日(日) 予戦/決勝 天候:曇り 観客動員数:7,000人
■公式予選 (9:30~9:45/10:15~10:30)
9時30分、気温25°Cのドライコンディションの中、Aドライバーのセッションでは服部尚貴が乗り込み、まず1ラップしピットイン。マシンに問題のないことを確認するとすぐにタイムアタックに入った。そして3周目に昨日よりほぼ1秒のタイムアップで1”30.961をたたき出し3番手についた。続いてBドライバーのセッションでは松本達哉が1”31.149で4番手タイムをマークし、合算タイム3”02.536で「眠眠打破ingsランサー」は3番グリッドを確保した。
上位2台はTSRPランサーEVOX、ENDLESS ADVAN CS-XとエボXが独占する形となった。

■決勝 108Lap (13:33スタート)
気温24°C、不安定な曇り空のもと、ローリングスタートから13時33分に決勝の火蓋が切られた。「眠眠打破ingsランサー」はクラス3番手、10番グリッドからのスタート。スタートドライバーの服部尚貴は序盤好調なペースで走行をしていたが、油温、水温に急激な上昇がみられペースが2~3秒ほど鈍り、14周目にポジションをひとつ落としてしまう。その後もトラブルは解消せず、チームは、オーバーヒートを少しでも回避するために車両に負担をかけないようエンジン回転を制御しながら走行し、確実にポイントを獲る作戦をとった。

そして44周目に4位で松本達哉にバトンを渡す。迅速なピットワークが功を奏し「眠眠打破ingsランサー」はコースに戻ると3位に浮上。続く松本もエンジンをいたわりながら安定したタイムで走行を重ねる。2度にわたりセーフティカー(SC)が入ったがそれを味方につけて後方とのマージンを広げ、3位を堅守。87周目に再び服部に交代すると3回目となるSCが入るも影響を受けることなく、トップと1ラップ差の3位でチェッカーフラッグを受けた。不調に見舞われながらも辛抱強く周回を重ね、表彰台をゲットした。

■ドライバーのコメント
服部尚貴
結果的には2位になりましたが、今回のレースは不本意な内容でした。予戦を含めエンジンに問題があり、回転をセーブせざるを得ない状況でフラストレーションの溜まるレース内容でした。シリーズを考えると2位という結果にホッとしていますが、次回は「勝ち!」だけを狙っていきたいと思います。

松本達哉
レース中は終始エンジンの回転を気にして走行していたためレース展開としては不満が残るものでした。しかし、2位という結果にはシリーズを考えると満足しています。次回は、地元鈴鹿。必ず勝てるようがんばりますので応援宜しくお願いします。


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