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インフォメーションニュース

投稿日: 2010.03.04 00:00
更新日: 2018.02.15 18:28

【住友ゴムグループ】第4世代ランフラットタイヤ技術が欧州の「Tire Technology Expo 2010」にて「Tire Technology of the Year」を受賞


 住友ゴム工業(株)は、2009年に発表した第4世代ランフラットタイヤ技術がドイツ・ケルンで開催された「Tire Technology Expo 2010」において高く評価され、「Tire Technology of the Year」を受賞しました。受賞理由は、「熱のコントロール技術」によりランフラット性はそのままでノーマルタイヤと同等以上の乗り心地性能を実現したことです。当社は昨年「Environmental Achievement of the Year」に選ばれており、今回の表彰は昨年に引き続き2度目となります。

 「Tire Technology Expo」は、2001年より毎年欧州で開催されているタイヤ製造等に関する技術発表・展示会で、タイヤメーカーをはじめ素材メーカー、公的研究機関などがその研究成果を発表しています。卓越した技術が表彰されるのは次の5つの分野に於いてですが、対象となるのは本発表・展示会に限らず、2009年に展開されたすべての技術活動および発表です。
\t表彰分野\t:\tTire Technology of the Year
Environmental Achievement of the Year
Tire Manufacturing & Design Innovation of the Year
Tire Industry Supplier of the Year
Manufacturer of the Year

 ダンロップは1970年にランフラットタイヤを開発、世界で初めて実用化しました。今回「Tire Technology of the Year」を受賞した「熱のコントロール技術」は低発熱化を徹底的に追求し、ランフラットタイヤを第4世代へと進化させました。
 タイヤはパンク走行時、回転する度に大きなたわみが繰り返し発生し、補強層は発熱します。第4世代ランフラットタイヤではこの課題に対して熱をコントロールする4つの技術(「CTTプロファイル」、「アラミドケース」、「熱伝導率アップ配合」、「ディンプルサイド」)を採用することにより、第3世代と比較してパンク時の走行距離が2.3倍に向上しました。これにより補強層の厚みを30%薄くすることが可能となり、結果として重量を3%、縦ばね定数を6%低減し、ノーマルタイヤと同等以上の乗り心地を実現しました。
\tご参照\t:\t
「Tire Technology Expo」ホームページ
\thttp://www.tiretechnology-expo.com/awards.php?n=awards
「第4世代ランフラットタイヤ」ニュースリリース
\thttp://www.dunlop.co.jp/newsrelease/2009/2009_063.htm