鈴鹿サーキット モータースポーツ顕彰決定

 鈴鹿サーキットでは1987年よりモータースポーツの発展、振興、ファンの拡大につながる顕著な活躍、功績を残された個人または団体を対象にモータースポーツ顕彰を、また大きな活躍が期待される個人を対象にライジングスターアワードを設定し、その功績を広く知っていただくとともに感謝の意を表してまいりました。

 2009年度については東京運動記者クラブモータースポーツ分科会、日本モータースポーツ記者会(JMS)、日本レース写真家協会(JRPA)、日本ロードレースプレス協会(RRPA)の皆様のご協力のもとに選出し、下記の通り顕彰を決定させていただきました。

■2009年モータースポーツ顕彰
(2009年に顕著な活躍をした個人・団体など)

鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会
モータースポーツ顕彰としては初の団体表彰。3年ぶりとなる鈴鹿のF1日本グランプリ再開にあたり、地元官民が一体となった「鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会」は、『地元・地域と密着した「F1日本グランプリ鈴鹿」を日本最大のお祭りに』をテーマとした地域の鈴鹿F1を支えるという重要な役割を果たした。行政、企業、地域の31団体による構成組織で、シャトルバス専用ルートの設置、臨時ダイヤ、推奨ルートなどの各種環境整備事業、周辺市町のおもてなし、F1デモ走行、F1絵画展などの各種おもてなし事業、専用ホームページ、県・市報、ラジオによる各種PR事業と、日本中からご来場いただいたお客様をもてなす取り組みは、官民見事な連携プレーとして機能した。

2009年モータースポーツ特別顕彰
(2009年に特別な活躍をされた個人・団体など)

青山博一選手
チーム喪失、戦闘力の違いなど様々なハンデを克服し、日本人3人目となる世界GP250ccクラスチャンピオンを獲得。内閣総理大臣からの祝辞を受けるなど、明るい話題を提供した。2010年には世界最高峰MotoGPクラスに参戦、4月のツインリンクもてぎ日本グランプリでの活躍が期待される。また、全日本時代には鈴鹿で2勝、スポット参戦での2003年鈴鹿日本グランプリでも2位表彰台を獲得するなど活躍した。

小林可夢偉選手
鈴鹿F1日本グランプリのフリー走行でトヨタF1をドライブ、その後のブラジル、アブダビでは決勝レースにも出場しアグレッシブな走りで世界にその存在感を見せ付け、多くのファンを虜にした。その最終戦アブダビグランプリでは6位3ポイントを獲得し、ニューヒーロー誕生という明るい話題を提供した。2010年はBMWザウバーよりF1フル参戦が決まり日本グランプリでの活躍も期待される。

■2009年モータースポーツ功労顕彰
(永年に渡りモータースポーツの発展に貢献された個人・団体など)

中野真矢氏
2009年、13年間の選手生活から引退。うち11年間は世界を舞台に活躍し、日本モータースポーツ界を代表する選手として多大なる功績を残した。ツインリンクもてぎの日本グランプリでは1999年に、世界GP250ccクラス初優勝、2004年にはカワサキに最高峰クラス23年ぶりの表彰台をもたらすなど、記録と記憶に残る走りでファンを魅了。鈴鹿では、1994年にプロライダーの登竜門、「鈴鹿4耐」に参戦。232台がエントリーした大激戦で優勝し、その後の輝かしいキャリアへとつながっていくこととなった。

Honda NSX
2009年で参戦終了となったNSXは、1997年より全日本GT選手権に参戦して以来、2009年シーズン終了までの13年間で通産106戦に参戦。優勝37回、ポール・ポジション50回を獲得。日本を代表するスポーツカーとして誕生したNSXは、SUPER GTの他にル・マン24時間でもクラス優勝を果たすなど世界に日本の技術を証明し、日本のモータースポーツの発展に大きく貢献した。

■2010年ライジングスターアワード4輪
(2009年の活躍と2010年に更なる活躍が期待される4輪選手)

山本尚貴選手 (1988年7月11日生れ 21歳)
2009年全日本F3 Nクラスでチャンピオンを獲得。2010年はSUPER GT GT500クラスのチーム国光(HSV-010 GT)からデビューが決定。21歳とGT500現役最年少でのデビューとなる2010年は、元気溢れるフレッシュな走りでベテラン勢を脅かす活躍を期待したい。

■2010年ライジングスターアワード2輪
(2009年の活躍と2010年に更なる活躍が期待される2輪選手)
藤井謙汰選手 (1994年4月4日生れ 15歳)
15歳で全日本ロードレースGP125とGP MONOシリーズにダブルエントリーを果たし、GP MONOクラスではシリーズランキング3位を獲得。鈴鹿のレース一家に育ち、幼い頃から培った技術、精神力が早くも実を結びつつある。2010年はさらなる飛躍が期待される。

各受彰の皆様は3月7日(日)(時間未定)にレーシングコースポディウムで行われる授彰式にご参加予定です。※青山博一選手、小林可夢偉選手はスケジュールの都合上、代理の方のご出席となります。また他の受賞者についても代理の方のご出席となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

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