2009年4月18日
ARTA Projectプレスリリース
SUPER GT シリーズ第2戦鈴鹿
予選
ARTA NSX、決勝は13番グリッドからのスタート
Garaiyaはスーパーラップに進出、6位と健闘
■GT500
2009年SUPER GTの第2戦は、パドック周辺施設等が近代的に生まれ変わった鈴鹿サーキットが舞台。コースレイアウトには変更がないが、東コースの路面が舗装し直されており、テスト無しで臨む新路面というファクターが各陣営を悩ませることになった。
開幕戦を3位表彰台という好結果で終えたARTA NSXは、今回は22kgのウエイトハンデを背負っての戦いである。晴天の土曜日、朝の公式練習走行では1分56秒050のタイムで12番手。そして11時20分から始まった公式予選1回目、まずGT500とGT300の両クラス混走の時間帯に伊沢が1分56秒483を記録して10位につける。GT500専有時間帯には、スーパーラップ進出の8位以内への浮上を狙ってファーマンがアタックをかけるが、1分55秒218のタイムにとどまってしまい、13位。スーパーラップ進出は成らず、明日の決勝レースは後方グリッドからの追い上げにかけることとなった。
●佐藤真治エンジニアのコメント
「ドライバーが言うようにアンダーステアが出たりしながらも、それなりにバランスがわるくないところまでは来ているのですが、スーパーラップ進出には足りませんでした。ウエイトハンデはそれほど影響していないと思います。路面の舗装についても、直接影響しているイメージではないですね。ただ、硬めのタイヤでもタイムの落ちが少ないことは確認できていますので、明日の決勝は大丈夫です」
●ラルフ・ファーマン選手のコメント
「今日はマシンにアンダーステアの症状があった。ただ、良いバランスを見つけられつつあるので、決勝に向けては問題ないだろう。タイヤに関してもいい手応えを得ているからね。明日は6位以内を狙いたい」
●伊沢拓也選手のコメント
「僕がドライブしている時は、けっこう手応えは良かったのですが、コンディションの変化等もあって、ラルフ選手に代わってから伸びなかったですね。ただ、フィーリング自体はラルフ選手もそれほど悪くはないようなので、明日は行けるところまで行くつもりで追い上げたいです。レースは何があるかわかりませんからね」
■GT300
開幕戦を2位で終えたARTA Garaiya(新田守男&高木真一)は、ウエイトハンデ30kgで第2戦鈴鹿に臨んでいる。朝の公式練習では2分06秒382で4番手につけた。
ところが、続く公式予選1回目で、思わぬ災難に遭遇する。#110ポルシェボクスターにヒットされるアクシデントが発生し、ラジエターにまで損傷が及んでしまった(#110にはペナルティが科された)。しかし、チームは冷静に対処し、短時間で修復を完了。そして新田が2分06秒869で8位に入り、スーパーラップ進出を果たした。
最初のアタックとなったスーパーラップでは、2分06秒422を新田がマークし、2つポジションアップ。明日の決勝を3列目、6番グリッドからスタートすることとなった。
●金曽裕人監督のコメント
「ウエイトハンデも効いているので、今回は5~8位というところを想定しています。思わぬアクシデントのために、予選最後尾になってしまう危機さえありましたが、短時間での修復ができたことで、結果的に予選順位を想定した位置まで戻すことができました。これはまさしくARTAのチーム力によるものだと思います。明日は、まず自分たちがミスなく、きれいなレースをしたいですね。チームのパフォーマンスをしっかり出せる流れになれば、結果もついてくるでしょう」
●新田守男選手のコメント
「#110とのアクシデントで、ホイールが割れたり、ラジエターが傷ついたりした中、なんとか修復してスーパーラップに残れました。あれがなければ、もっと余裕で残れた? それはわかりませんけどね。スーパーラップでのマシンの手応えは、わるくはないですけが、いいとも言えない状態でした。明日は、今回の自分たちにとって最良であるポジションでゴールして、きっちりポイントを獲ることを目指します」
●高木真一選手のコメント
「東コースの路面の舗装が新しくなったわけですが、これについては、まだまだ『どこまでいけるか』を探っている段階です。東コースと西コースの違いもありますしね。この路面でのロングランテストは全車がやれていないので、明日はどうなるか、読みにくい面もありますが、流れに乗って頑張りたいと思います」
スーパーGT ニュース
