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国内レース他ニュース

投稿日: 2009.10.07 00:00
更新日: 2018.02.15 15:44

【HDX】2009文部科学大臣杯HDXシリーズ第5戦 ツインリンクもてぎ


2009文部科学大臣杯HDXシリーズ
第5戦
ツインリンクもてぎ

10月3日(土)
 2009年ハンドドライブ・クロスシリーズ第5戦は、“もてぎチャンピオンカップレース第4戦”のプログラムとして、ツインリンクもてぎ4.8㎞のロードコースを舞台に行われた。雨模様の日々が続いたGPウィークの週末は、鈴鹿と同様ツインリンクもてぎでも、予報に反して雨が降ることはほぼ無く、曇天ながら時折強い日差しが見られる天気である。今回割り当てられたピットは第1パドックだったため、これまでの東パドックと異なり、サロンやトイレなど設備が近いことは、やはり有り難いものだと再認識させられた。

 様々なカテゴリーが絶え間なく走行をする中、いつもより遅めの午前9時半過ぎに始まったHDXの予選セッションは、関・横堀・生方の各選手が順当に上位を占めた。この走行で、河口選手は車輌不調のため計測ラップを得ることが出来なかったが、参加者全員の了解を得て、最後尾からのスタートとすることとなった。

 心配された雨が降ることも無くむかえることができた決勝・走行2本目は午後1時半過ぎからローリングスタートで始まったが、上位陣では藤井選手がピットスタートとなった。スタート直後から関選手が圧倒的な速さで差を広げる中、横堀選手がこれに続き、その後ろではチャンピオン確定がかかった外山選手と、2回目の表彰台を狙う森谷選手の激しいバトルが行われた。1周目で後方に下がった生方選手に代わって、3位争いを演ずることになった両選手は、3周目、4周目には順位を入れ替えながら接近戦を行ってきたが、ファイナルラップで森谷選手が前に出てチェッカーを受け、表彰台に滑り込んだ。5位には生方選手を僅差で制した沢選手が入り、藤井選手は追い上げたものの7位に終わった。

 決勝終了後にメインポディウム下で行われた仮表彰式では、大会組織委員の笹井MOSC会長から上位3選手が表彰を受けた。この日はビッグイベントではないため、観客席に人はいなかったものの、たまたまオーバル・ピットエリアに来ていたホンダの協力会社の大勢の方々から暖かい拍手が送られる中で、選手たちは思い切りシャンパンファイトを行った。今回のレースの結果、表彰台を逃した外山選手は生方選手に8ポイントのリードを保ち、最終戦に臨むこととなる。

 今回のHDXは、安全性に定評のあるもてぎで行われたこともあって何事も無く終了したが、競技委員から指摘があったように、接近戦で無理をする人がいるようだ。今後はお互いに注意を喚起するようにしたい。

 多くの方々の励ましとご支援で開催された今シーズンも、あとは最終戦を残すのみとなりました。次戦は障害者を対象とする”ハンディキャップドライバーフェスティバル”のプログラムとして行われます。障害者と自動車競技という共通の切り口を持つイベントの中で、これまでにまだ周知されていないHDXを、国内の仲間たちに広めていきたいと考えています。私たちの活動をご支援・ご協賛いただいている方々に改めて感謝すると共に、今後とも引き続き応援いただけますようよろしくお願い申し上げます。


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