【JF3A】F3オートポリス予選：井口「自分の思うように走って優勝したい」

JF3A Inside Report
Round 13/14 ― 01

全日本F3選手権 第13／14戦 予選上位ドライバーコメント

◎　Cクラス　◎
■：井口　卓人　　　　　　　　　　　　　　　　 　 第13戦予選：PP　第14戦予選：PP
（PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス）
「昨日からクルマの調子が良かったので、タイヤが良い状態の間に1周をうまくまとめることができればポールポジションが獲れるんじゃないかという自信はあったんですが、今日は自分の走りをして2戦ともうまくポールポジションが獲れたので安心しました。とはいえ、昨日は僅差でトップタイムは獲れていなかったので、正直今日の予選でこれほどのタイム差をつけられるとは思いませんでしたが、うまくトラフィックを回避できたり、自分の走りができたことが結果につながったんだと思います。ここは抜けないサーキットなので、ポールポジションということは優勝に一歩近づいたということですから、あとはスタートを決めて自分の思うように走って優勝したいですね」

■：マーカス・エリクソン　　　　　　　　　　 　 第13戦予選：2位　第14戦予選：3位
（PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No1/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス）
「う～ん、まずまずという感じかな。ただ、予選1回目にはミスをしてしまった、ラストセクションで安田選手に詰まった際、ブレーキングポイントをミスしてしまって、グラベルに飛び出してしまったんだ。そのせいで、結果的に1周しかアタックできていないのだから、それでも2番手が獲れただけまだ良かったよ。第14戦予選ではポールポジションを争う力はあったと思うけれど、最初の予選で飛び出した影響かな。しかし、第13戦はフロントロウ、第14戦は3番手ということで、良いスタートを決めることができればチャンスはあると思う。きっとタフなレースになると思うけれどね」

■：安田　裕信　　　　　　　　 　　 第13戦予選：3位　第14戦予選：2位
（ThreeBond Racing/Car.No12/ThreeBond/ニッサンスリーボンド）
「今日は昨日よりも気温が高かったのですが、僕らのマシン的には暑くなるとちょっと難しい部分があったので、ポールポジションが獲れなかったのは残念ですね。とはいえ、第13戦予選ではクリアラップがまったく獲れなくて辛かったのですが、第14戦予選ではクリアも獲れました。第14戦予選に向けては、ダウンフォースをつけて、限界を上げてみたんですが、それは良い方向には行ったと思います。ただ、トムス勢はコンディションが暑くなったりしてもタイムが落ちず維持していたので、そのあたりが僕達との差なのかもしれないですね。決勝に関しては、ここは抜けないので、やはりスタート次第だと思います」

■：国本　雄資　　　　　　　　　　　　　　　　 　 第13戦予選：4位　第14戦予選：4位
（PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No37/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス）
「自分の中では限界まで攻めて走ったんですが、トップ3のマシンが全然速くて結果的にかなり後れをとってしまいました。昨日の予選と比べて、それほど大きくはコンディションが変わったようには感じなかったですし、クルマ的には昨日から井口選手のセットアップに近づける方向にセットアップを変更して、自分としてはかなり乗りやすくなったと感じたんですが……。それでも自分の中でうまく走れていない部分がたくさんあったんだと思います。どこが、というよりも全体的にボトムスピードが遅いので、決勝に向けてはまたいろいろと考えて臨みたいと思います」

◎　Nクラス　◎
■：山本　尚貴　　　　　 　　 　 第13戦予選：PP　第14戦予選：PP
（HFDP RACING/Car.No7/HFDP RACING）
「昨日からの調子を維持することが出来て、両予選ともにポールポジションが獲れたので、結果は良かったと思います。気温が高くなってタイム的には落ちたのですが、周囲も同じように落ちていましたし、チームはその状況に合わせたセットアップをしてくれたので、クルマは変わらず良い状態でした。レースに向けても良い手応えをつかんでいますし、あとはスタートを決めれば絶対に逃げ切れると考えています。ポールポジションはそのクラスで一番速いドライバーが獲るものですから、ダブルポールはうれしいですね」

■：アレキサンドレ・インペラトーリ　　 　 第13戦予選：4位　第14戦予選：3位
（ACHIEVEMENT by KCMG/Car.No20/ACHIEVEMENT by KCMG）
「昨日はかなりフィーリングが良かったんだ。それで基本的にはセットアップをキープする形で第13戦予選に臨んだんだけれど、路面温度が上がっていたこととフォーミュラ・ニッポンのラバーが乗ったせいか、クルマのしっかり感がなくて動いている感じで、思うように走れなかった。それでインターバルにマシンをアジャストして第14戦予選を走ったら、かなりフィーリングが改善されていて、トップとコンマ1秒差までは行くことができたんだ。ここは抜きづらいサーキットだけれど、なんとかスタートを決めて前に出たいね」

■：佐藤　公哉　　　　　　　　　　 　　 第13戦予選：2位　第14戦予選：2位
（TEAM NOVA/Car.No23/NDDP EBBRO）
「結果的には2戦ともに2位、それもコンマ1秒差ということなんですが、両方ともにベストの周に自分が僅かなミスをしていて、少なくともコンマ1秒は落としただろうな、という感じだったので、それがなければもっと面白い争いが出来たのかなと。しかし、やってしまったミスはしかたがないので切り替えて。スタートが下手なのでなんとか最低でもポジションキープはしたいですし、うまく行けばスタートで前に行きたいですね。ただ、シリーズチャンピオン争いもしていますが、ここで（山本選手に）決められるのは阻止したいので、できれば邪魔されないように、なんとか山本選手とのマッチレースに持ち込みたいですね」