Formula NIPPON NEWS 2009.04.05
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
第1戦・決勝[富士スピードウェイ]
決勝トップ3ドライバーのコメント
優勝 No.2ブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)
優勝できて、とてもハッピーだよ。“気持ちいいね!” 去年は、とても難しい1年だったし、正直言って今日は表彰台で泣きそうになった。ドライバーというのは、誰でもそうだけど常に誰よりも速く走りたいものだし、遅いというのは一番ツラい状況。去年はそういう意味で、とても難しかったしツラかった。最後まで原因も分からなかったしね。セットアップなのか、クルマ自体に問題があるのか、それとも自分の年齢的なものかとか、自分にはまだモチベーションがあるのかとか、色々なことを考えたよ。でも、今日ハッキリ分かった。僕にはまだモチベーションがあるし、自分のドライビングスタイルがあって、まだチャンピオン争いをできるってね。それから、今日はエンジニアにお礼を言いたい。今回が彼にとってはデビューレースだったけど勝つことができたから、きっと彼は強いエンジニアだと思う。彼と僕のメカニック全員に感謝している。早く2勝目を挙げたいよね。
決勝2位 No.41伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
まず、すごくいいスタートが切れました。昨日からクラッチの調子が今ひとつで「上手くスタートできないんじゃないか」と思っていました。でも、何だか分からないですけど、すごくいいスタートが切れましたね。トップに立てたら、何とかがんばってギャップを開いて行こうと思っていたけど、ピットアウトしたあとの数周でブノワ選手に抜かれてしまって。その後も、ブノワ選手が速くて、なかなか追いついていけませんでしたね。その辺はまだまだ勉強しなければならないと思いました。富士で表彰台に上るのは初めてなので、非常に嬉しいんですけど、今日は勝てたレースだと思うので、チームには申し訳ないと思っています。
決勝3位 No.20平手晃平(ahead TEAM IMPUL)
今日はスタートがすごく悪くて、それですべてダメにしたような感じです。ポールスタートだったので、いい形でレースを終えたかったんですけど、決勝前の8分間のウォームアップの時に「もう少しタイヤを持たせよう」と考えてセットアップしたのが悪い方向に行ってしまって。ラップタイムはコンスタントだったんですけど、タイヤが新しい時にタイムに今ひとつ伸びがなかった。そこで離されて、また追いついてという感じの苦しいレースになりました。ピットアウトした後はトップだったんですけど、アウトラップは経験があるブノワ選手には全然劣るので、僕ももう少し勉強して、タイヤを早く温められるようになっていれば、結果ももう少し良かったんじゃないかと思います。
優勝チーム監督 星野一義(LAWSON TEAM IMPUL)
スタートでは平手選手も、松田選手も上がってくるだろうと思っていました。そんな誰が優勝するか分からないような前半のレースの中で、何とかウチの誰かが勝ってくれればと思っていました。ブノワも去年優勝していないですし、勝たせてあげたい。平手もポールだから、勝たせてあげたい。松田も、昨日ブレーキのことで迷惑をかけたので、今日は何とか勝たせてあげたい。スタートで上手く行ったから、何とかなるんじゃないかって。そんな風に、みんなチャンスがある中、ブノワ選手が着実にペースを守りながら、優勝をつかんだということで、毎回毎回ホッとしているような状況です。3台いるスタッフはみんな、自分のドライバーを勝たせたいわけですよね。そういう風にチーム内でレースしているので、ウチは激しいと思う。でも、このスタイルは変えずに行きたいですね。
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