ツインリンクもてぎを運営するモビリティランドは4日、ツインリンクもてぎロードコースに関する改修状況について、3日に舗装工事が完了し、プロドライバー/ライダーによる安全チェックが実施されたと発表した。

 3月11日に発生した東日本大震災によって、栃木県茂木町にあるツインリンクもてぎはオーバルコース、ロードコースともに路面のうねりなどの被害が発生。また、スタンドも被害を受けていた。

 もてぎでは、早期の営業再開を果たすべく5月上旬からエリアの復旧工事を進め、6月3日にロードコースの舗装部分の工事を完了。プロドライバー/ライダーにより安全チェックが行われたという。

 バイクで安全チェックを行った中野真矢は、走行を行った印象について「震災後被害を受けたロードコースを走行した時と比較し、まったく問題ない状況に改善されていました。震災前と比べ全体的に路面がスムーズになったように感じました。いろいろなラインを想定して走行しましたが、コースは完璧と言っていいほどきれいな状況だったのでレースに向けて、コースは万全だと思います」と語っており、レース開催に向けて準備は万端のようだ。

 ツインリンクもてぎロードコースではこの後、一部縁石の入れ替えや縁石の塗装、路面の最終仕上げを施され、6月15日(水)に作業を完了。17日に行われるJOY耐の公式練習で震災後初めて使用されることになるという。また、7月2日〜3日には、震災後最初のビッグイベントとして二輪の全日本ロードレースが開催される予定だ。

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