今季、スーパーGT300クラスにポルシェ997GT3Rで参戦するチーム・アートテイストの第2ドライバーとして、ポルシェファクトリードライバーのパトリック・ピレが派遣されることが発表された。ピレは清水康弘とコンビを組んで戦うことになる。
長年スーパー耐久やポルシェカレラカップ ジャパンでトップチームとして戦ってきたチーム・アートテイストは、ゼッケン15番でポルシェ997GT3Rを使用しスーパーGTに参戦することがすでに発表されているが、清水とコンビを組むドライバーは「チーム・アートテイストからの要請を受け、ポルシェファクトリードライバーを派遣する予定」となっていたものの、それが誰になるかは明らかにされていなかった。
25日発表されたそのドライバーは、2007年にポルシェカレラカップ フランスで王座を獲得、08年はアメリカン・ル・マン参戦、昨年のスパ24時間では総合2位を獲得した実績を持つパトリック・ピレ。08年からポルシェとファクトリードライバーとして契約しているドライバーだ。
コンビを組む清水はポルシェカレラカップ ジャパンのチャンピオン獲得経験も持つドライバーだけに、日仏カレラカップ王者がスーパーGTでコンビを組むこととなる。GT参戦初年度となるアートテイストだが、台風の目になりそうな予感だ。