24日、スーパーGT300クラスに参戦するPACIFIC RACING TEAM/LMP MOTORSPORTが今季体制をニコニコ生放送を使って明らかにし、山岸大/井口卓人のコンビを明らかにした。
昨年から、安部真弘さん原作のマンガ/アニメ『侵略! イカ娘』とのコラボレーションにより、『PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ』という車名で参戦。サーキットに劇中に登場する『海の家れもん』を再現するなど、多くのファンを集めたイカ娘フェラーリ。
今季の参戦体制発表は、東京・南青山のLMP CARSで夜21時半から開始。ニコニコ生放送を使ってインターネット上に待つファン、そして会場に訪れたファンが見守る中スタートした。
冒頭、ドライバーである山岸からチーム体制について発表があり、「昨年のFUJI SPRINT CUPはいい形で終わることができた。今年もいい1年にしたい」とコメント。その時点までは、画面の中にはチームメンバーとイカ娘の巨大ぬいぐるみしか置かれていなかったが、もうひとりのドライバーとして井口が紹介され、ファンからの大きな歓声の中、生放送に登場。今季のチーム加入が明らかにされた。
「何人かドライバーとは交渉しましたが、今年はぜひとも勝ちたいと思っている。そんな中で、彼ならその実力を持っていると思う」と山岸は井口起用の理由を語る。
井口は昨年、DENSO SARD SC430をドライブ。GT500クラスに参戦していたが、その前年まではカローラアクシオで参戦しておりGT300クラスの経験も豊富。「今年は山岸さんをはじめ、たくさんの人に支援をいただいてこうしてシートを得ることになりました。やるからには優勝目指してがんばります!」と力強く宣言した。
注目のマシンについては、今回の生放送では発表なし。フェラーリであることは明言されたが、まだ形式については明らかにされず。マシンカラーリングとともに2月下旬に明らかにされるという。なお、ゼッケンは27番を継続使用する。
今季もチームでは個人スポンサー制度を継続して応募しているが、生放送ではさっそく“イカティ”というニックネームが決定するなど、早くもチームとファンに受け入れられた感がある井口。昨年もセパン戦で表彰台を獲得するなど、トップコンテンダーのひとつに成長しているイカ娘フェラーリに注目だ。