昨年パンサー・レーシングでIZODインディカー・シリーズに参戦しいてたダン・ウェルドン。今季はシートを失っていたが、アンドレッティ・グリーン・レーシング在籍時代のチームメイトであるブライアン・ハータのチームでインディ500に参戦することを発表した。
2005年のインディ500ウイナーであるウェルドンは、その年最多勝記録となるシーズン6勝をあげIRLシリーズチャンピオンを獲得。2006年からチップ・ガナッシに移籍し3シーズンで5勝を挙げた。2008年からパンサー・レーシングに移籍。勝利を挙げることは出来なかったが、インディ500では2年連続で2位に入っている。
ウェルドンは、パンサー・レーシングのシートを若手ドライバーのJR.ヒルデブランドに奪われインディカー開幕戦には出場していなかったが、アンドレッティ・グリーン・レーシング時代のチームメイトであるブライアン・ハータが率いるブライアン・ハータ・オートスポーツからインディ500に参戦することが発表された。
ブライアン・ハータのチームはインディライツに参戦。昨年もセバスチャン・サーベドラと共にインディ500に挑戦している。
「言うまでもなく、ダンはこれまですばらしい成功を収めており、我々は皆、5月に大きな期待をしているよ。偉大なドライバーであり、私の親友だ。元チームメイトとして彼のプロフェッショナルな対応や決断に感謝している。彼は今季フルタイムのドライバーではなくなったが、シーズン最初の4レースはオーバルではないし、我々が不利になることはないと思う。5月にはとてもいい順位に立っているだろう」とハータはコメント。
さらに「これは我々のプログラムにとって、とても大きな前進を意味している。パートナーであるスティーブ(・ニューウェイ)と共に我々のチームを作っていくと決めたとき、まずはインディ・ライツからスタートすることにした。我々のゴールは、IZODインディカー・シリーズのリーディング・チームのひとつになることだ」とチームの最終目標を語っている。
今回インディカー開幕戦が行われたセント・ピーターズバーグに住むウェルドンは、「100周年を迎えるインディ500にブライアン・ハータ・オートスポーツから参戦でき、さらにそのニュースをホームタウンで発表できることに興奮しているよ。ブライアンは、長い間チームメイトであり、2度目のインディ500を勝つチャンスをくれるような友人なんだ」と喜びを語っている。