今年で初開催から100周年を迎えIZODインディカー・シリーズの第5戦として開催される2011年のインディ500。ジョン・アンドレッティなど伝統の一戦にスポット参戦を表明しているドライバーがいる中、新たにポール・トレイシーとタウンゼント・ベルというベテランドライバーふたりがインディ500にスポット参戦をすることが明らかになった。
今季のフル参戦を目指しコンクエスト・レーシングなどと交渉していたトレイシーだがうまく進んでおらず、今回ドレイヤー&レインボールド・レーシングからインディ500への参戦を発表。
昨シーズンも負傷したマイク・コンウェイのかわりに同チームから3戦出場しているトレイシー。「ドレイヤー&レインボールドと一緒にインディに戻れてすばらしいね。混沌の冬だったが、DDRにWIXフィルターというコンペティティブなラインアップでインディ500に参戦できる取引ができてよかった。」と語る。
昨年もインディ500に出場したタウンゼント・ベルは、昨年と同じサム・シュミット・モータースポーツからスポット参戦をするようだ。
35歳のベルにとって、インディ500はここ数年コンスタントに出場している唯一のメジャーなレースで、昨年は予選10番手から16位。2009年にはKVレーシングで4位というリザルトを残している。
「私のキャリアにとって、競争力のある設備があることは常に重要なことだ。インディアナポリス500の100周年に戻ってこれてとても興奮している」とベルはコメントしている。