D1グランプリなどで人気の福島県二本松市にあるエビスサーキットでは、11日に発生した東北地方太平洋沖地震によりコース施設に損害を受けたが、サーキットでは災害支援に向け動き出すなど活動が始まっている。
エビスサーキット支配人で、チームオレンジを率いるドライバーでもある熊久保信重のブログ(http://kumakubo.seesaa.net/によれば、エビスサーキットは地割れが起きたほか、ガレージが崩落。チームオレンジのスバル・インプレッサが巻き込まれることになってしまうなど、地震の影響を受けたという。
しかし、「がんばっぺない・東北!」を合い言葉に、「すぐにでも、復旧作業に入れるだけ幸せです。まだまだ”復旧”という言葉が出てこない地域の方が多いくらいです。今自分達が大きな被災地に行っても何もできません。ですからまずは、自分たちが少しでも早く元気になることです。それから、甚大な被害を受けた方々のお手伝いをしたいと思います!(熊久保のブログより引用)」とエビスサーキットではさっそく復旧を開始。
また、エビスサーキットと隣接する東北サファリパークでは、太平洋側の地域で家を失った被災者に向け、宿泊施設の提供などをスタートさせたい考えをブログで明かしている。ただし、エビスサーキットも被災地域であるため、「本当に必要な方に提供をしたい」状況だと言う。
「とにかくサーキットを早く走れるようにして、関東方面から多くの人たちに来てもらうこと。早く自分たちも、走れる状態にして、がんばって走ること! 同じ被災地域として、元気を作り出すことが、使命だと思っています!」と熊久保は力強くブログで語っている。